基礎経済学の需要と供給 / Demand and Supply
需要と供給は経済学において個別商品の販売者と購入者の市場関係を表します。需要供給モデルは市場で取引される財貨の量と市場で形成される価格を決定し予測します。需要と供給の概念とモデルは市場における買い手と消費者に対するミクロ経済的分析において必須となります。
需要曲線 Demand curve
需要曲線(Demand curve;需求曲線)は、買い手(Buyers)が、それぞれの価格水準(Each price;y軸上)で買い手が望んで購入する商品数量(Quantity of a good;x軸上)を示すグラフです。一般的に、価格(Price)が上がるに伴い需要(Quantity demand;需求)は減少します。反比例しているの(Inverse relationship)は代替効果(Substitution effect;替代效応)と所得効果 (Income effect;收入效応)が起因しています。
代替効果(Substitution effect;替代效応)とは、オレンジの価格が上昇しているとき、買い手が代替としてリンゴその他の果物に切り替えて、オレンジの消費が減少することです。
所得効果(Income effect;收入效応)についての以下の図では、価格(Price)の上昇は購買力が低下することから買い手が以前のように多くのオレンジを購入する余裕がなくなります。つまり需要量(Quantity demanded;需求量)が減少します。これが所得効果(Income effect;收入效応)です。具体的にはオレンジが安ければ、その商品を買う量(需要量)が増え、そのオレンジが高ければ、その商品を買う量(需要量)は減るということになります。需要量(Quantity demanded;需求量)と価格(Price)の関係は、需要曲線(Demand curve;需求曲線)によって現され、買い手の心理を現しているとグラフを見ると理解しやすいかと思います。
供給曲線 Supply curve
供給曲線(Supply curve;供応曲線)は、それぞれの価格水準(each price;y軸)の上に売り手が望んで売り出す商品数量(Quantity of a good;x軸)のグラフです。供給曲線(Supply curve;供応曲線)は通常右上がり(Upward sloping)となり、その前提として、買い手の申し込み価格が、供給または生産追加コストより高い以上、売り手は望んで販売または追加のオレンジを生産することになります。
具体的には、売り手の気持ちになると、商品が高ければ、売りたい量の商品数量(Quantity of a good;x軸)が増え、その商品が安ければ、その商品を売りたい量、商品数量(Quantity of a good;x軸)は減るということになります。つまり、「自分が一生懸命栽培したオレンジが1個1,000円で売れる」と思ったら、さらに頑張ってたくさん商品を作る気になるけど、「自分が一生懸命栽培したオレンジが1個10円でしか売れない」と思ったら、あまりたくさん商品を作る気は無くなってしまいます。そんな売り手の心理を供給曲線 (Supply curve;供応曲線)で現すことができます。
均衡価格と数量 Equilibrium price and quantity
買い手が特定の価格で購入したい数量と、売り手がその価格で供給したい数量が一致すると、需要曲線(Demand curve;需求曲線)と供給曲線(Supply curv;供応曲線)は交差し、その交差点の価格を示す価格が、均衡価格 (Equilibrium price;平衡価格)または市場価格となります。また、その商品数量が均衡量(Equilibrium quantity;平衡数量)となります。P* 均衡価格(Equilibrium price;平衡価格)とQ* 均衡数量(Equilibrium quantity;平衡数量)の関係を現すグラフを以下に示します。
価格以外の要素Factors other than price
しかし価格要素以外のその他要因がこの均衡(Equilibrium;平衡)に影響を与えることになります。例えば、所得(Incomes)、味(Tastes)、人口(Population)、期待(Expectations)、および代替品と補完物の価格(Prices of substitutes and complements)なになります。これらの要因が、需要曲線(Demand curve;需求曲線)を左右にずらす可能性があります。
仮に、社会の一般的な収入(General income of a society)が増加したとき、個別の価格レベルでオレンジの需要量(Quantity demanded;需求量)が増加する。この時、需求曲線(Demand curve需要曲線)が右にシフトされ、したがって、P* 均衡価格(Equilibrium price;平衡価格)とQ* 均衡数量(Equilibrium quantity;平衡数量)が上昇、増加することになります。