HSBC香港の口座開設し利用していて何か問題が発生してしまったときには、テレホンバンキング・サービスに電話して状況を説明しないと解決しないことがあります。
自動応答の音声ガイダンスに従ってダイヤルを入力していくと、香港の窓口に直接問い合わせに行けない顧客のためにHSBCのオペレーターが英語もしくは中国語で電話対応してくれます。日本語可能なオペレーターはいないので、注意が必要です。
全てのHSBCへの問い合わせは、HSBC SmartVantageスマートバンテージ、Advanceアドバンス、Premierプレミアの口座種別に応じて以下のホットラインが備わっています。

口座クラスと専用問い合わせ先のホットライン

口座クラス	Premierプレミア	Advanceアドバンス	SmartVantageスマートバンテージ
問い合わせ先 Hotline	(852) 2233 3322	(852) 2748 8333	(852) 2233 3000
オペレーター対応時間 自動応答のサービスは24時間	２４時間	月～金曜日9:00～17:30 土曜日9:00～16:30
ユーザーガイドPDF	Download	Download	Download

テレフォンバンキングでは、例えば以下のサービスを利用できます。

• Inquiries on HSBC Services(HSBC香港のサービスについての問合せ、直接会話)
• Express Balance(残高照会)
• Transfers、Payments and Account Services(資金移動、公共料金の支払い等)
  送金はHSBCグループ内のみ可。香港の内外を含め、他銀行への送金はインターネットバンキングでは可能ですが、テレホンバンキングではできません。
• Rate Inquiries(金利・利息照会)
• To Report a Lost Card(カード紛失の届出)

ここで注意して欲しいのがホットラインに電話をしたからといってオペレーターに直接つながるのではなく、自動応答で音声ガイドに従って、数字キーを押して必要なメニューにまでたどり着く必要があります。
目指すメニューが無ければ、最初に戻って、もう一度聞き直してからやり直し、というループにはまります。
テレフォンバンキングサービスが提供されている言語は広東語(Cantonese)、英語(English)、北京語(Putonghua)のいずれかとなってしまいますが、オペレーターとコミュニケーションをとるには外国語での対話能力も必要となってきます。
弊社では通訳の有料サービスをしておりますので、お気軽に問い合わせください。

ユーザーガイドのメニューの意味と翻訳　User Guide

HSBC香港はテレホンバンキングのメニュー表であるユーザーガイドを上記テーブルのリンクのようにPDFファイル準備しています。
どの番号を押せば、どのメニューに行き着くのかが分かりやすく書かれているので、ガイダンスの音声ガイドを待たず目当てのメニューへの数字を連続してダイヤルしていってください。
①　Bank Account & Deposit Services：　銀行口座および預金サービスについて
②　Investment Services：　投資サービス
③　Credit Cards Services：　クレジットカードサービス
④　Insurance & MPF Services：　保険および香港の公的年金MPFサービス
⑤　Internet Banking, Phonebanking, ATM Service Enquiries & Branch Locatar：　インターネットバンキング、テレフォンバンキング、ATM サービスについての問い合わせおよび支店の場所
⑥　Report Lost Card：　カード紛失届け
⑦　Personal Loans, Mortgages & Other Enquiries：　ローンなどについての問い合わせ
ホットラインに電話すると広東語が流れるので「２」で英語を選択した後、当日のお知らせの音声が流れその後①～⑦の選択を促すために次のような自動音声が流れます。例えば「Bank Account & Deposit Services, press 1.(銀行口座および預金サービスについては1番を押してください)、Credit Cards Services, press 2.」のように読み上げられるので、希望するサービスの番号をプッシュすることになります。「２」で英語を選択した後お知らせを無視して、直ちに目的の①～⑦のダイヤルしても構いません。

テレフォンバンキングの開設方法　Open HSBC Phone-banking Service

HSBC香港の香港国内のATMでテレホンバンキングを開設する方法と、海外からも可能なホットラインに電話して開設する方法に２通り存在します。なお、ここでいう「開設」とはテレフォンバンキング固有の６桁の暗証番号の設定することを言います。

香港国内のATMで開設、ただし開設日の次の日から設定可能 by ATM

香港のATMで設定できるのですが、条件として開設日の次の日からのみATMで設定可能です。
ATMは現金引き出し専用や入金専用、小切手専用、マルチATMなどの種類がありますが、ここではCash Withdrawal(現金引き出し)専用機器を説明します。
①　Other Services：　ATMカードをマシン入れ、いつもの６桁のパスワードを入力して緑のボタンでEnter(決定)します。そこで、メイン画面の右下に「Other Services(その他サービス)」を選択します。これは、最初の画面には表示されていないので、２ページ目のメイン画面に移動するために「Other Services(その他サービス)」を選択する必要があるからです。
②　Activate Phonebanking：　「Activate Phonebanking(テレフォンバンキングの有効化)」を選択。Activate Phonebanking(テレフォンバンキングの有効化)つまり、テレフォンバンキング固有の６桁の暗証番号の設定する画面に移動します。
③　Please note….：　テレフォンバンキングの規約に同意する方のみ「Continue(続ける)」を選択します。その後、「Savings(普通口座)」 を選択します。これは、Savaings(普通口座)とCurrent(当座口座)それぞれテレフォンバンキングを設定できますが、ここでは「Savings(普通口座)」 を選択します。
④　Please key in your…：　テレフォンバンキングのパスワード（数字６桁）を入力します。通常、口座開設時にほとんどの方がATMカードのパスワードを覚えやすい自身の６桁のパスワードに変更しているかと思いますが、それど全く同じパスワードで構いません。その後、再度、テレフォンバンキングのパスワード(数字６桁)を再度入力。
最後の画面で、上部に緑色の「～accepted」が表示されれば成功、逆に赤色の「Your transaction cannot be proccessed」が表示されれば何らかの原因で不成功を表します。

ホットラインで開設する。ATMではなく自動ガイダンスで設定する by Phonebanking

自動応答のテレフォンバンキングを利用するには口座(預金口座orクレジットカード口座)には、テレフォンバンキング自体の6桁のパスワード: テレフォンバンキング用PIN(PhoneBanking PIN)、6桁の数字を設定しなくてはいけません。PIN は自分でテレフォンバンキングに電話をかけて、プッシュフォンで設定します。PINの設定の際には、本人確認のために口座番号とATMカードPIN(6桁の数字)の入力を求められます(共同名義Joint Accountの場合は生年月日も)。複数の口座を保有している場合も、テレフォンバンキングPINは同じものを利用できます。
このテレフォンバンキングは英語を聞き分けなければならないだけでなく、フリーダイヤルではないので国際電話代も高くつくため、利用する機会は少ないかもしれません。しかし、インターネットの入力ミスなどでロックがかかってしまった場合や通信環境が悪い場合には、テレフォンバンキングに頼らざるをえない場面も出てくるので、PIN の設定は必ず行なっておきましょう。
それでは、以下１～の手順の設定方法を説明します。
1.　所有している口座種別の専用電話番号に電話をかける。
2.　広東語の音声が聞こえたら、英語選択「２」をダイヤル。後は英語の案内になる。
3.　「Internetbanking, Phonebanking, ATM Service Inquiry and Branch Locator press five」を選択したいために画像の①の「５」をダイヤル。
4.　「Please enter any banking account or credit card account number, followed by # key」 １２桁の銀行口座番号をダイヤルし確定のハッシュキー「#」をダイヤル。
5.　一度もテレフォンバンキングのパスワードを設定したことがない場合には、「To Register phonebanking service now, press one(直ちにテレフォンバンキング開設は一番を押して」のガイダンスが流れるので設定の開始の「１」をダイヤル。
6.　「Please enter any banking account or credit card account number, followed by # key」 12桁の銀行口座番号をダイヤルし確定のハッシュキー「#」をダイヤル。「followed by Hush Key(最後にハッシュキーを押してください)」と指示される。ハッシュキーとは、「#(シャープ)」を意味しています。総合口座の場合、12桁の口座番号の最後に「#」を押すということ(例500 123456 833 #)
少ないと思いますがATMカードの発行していない口座の場合はそのまま「#」をダイヤル。
7.　単独名義口座(Sole Name Account)の場合は「#」をダイヤル
※少ないと思いますが共同名義口座(Joint Name Account)場合
ATMカード正面右下の小さな数字(Issued Number)をプッシュ。
香港IDか誕生日による本人確認を求められるので「２」Date of Birth を選択。
誕生日を「日・月・年」の順に入力し、最後に#を入力。1970年6月10日生まれの場合は「10061970#」となる。
8.　ATMカードの６桁のパスワード;カードPINダイヤルし確定のハッシュキー「#」をダイヤル。
9.　テレフォンバンキングの６桁のパスワードを考えダイヤルし確定のハッシュキー「#」をダイヤル。Phonebanking PINの設定を求められるので、自分が利用したい任意の6桁の数字を入力。※ATMカードの６桁のパスワードと同様でも構いません。

HSBCテレフォンバンキング基本操作　Phonebanking Basic Operation

日本からHSBC香港のホットラインに電話をかけるさいには、香港の国際番号である+852を頭につけなければなりません。

テレフォンバンキングの基本操作５つ

1. Inquiries on HSBC Services(HSBC香港のサービスについての問合せ、直接会話)
2. 通話中、アスタリスク星印「*」をダイヤルするといつでも「ヘルプ」のガイダンスが流れます。
3. 通話中、アスタリスク星印と１「*１」をダイヤルすると聞き直せます。
4. 操作の途中で、どこにいるかわらなくなってしまった場合、言語を選択した直後である「メインメニュー」へ戻るにはアスタリスク星印「**」を連続でダイヤルしてください。
5. 入力した数値情報の確定はハッシュキー/シャープ「#」が基本的に利用されています。

オペレータが電話口の者が口座所有者かどうかの確認方法

取引、各種手続きや照会に際しては、本人からの電話であること、また、電話ぐちにいる者が本人であることをオペレーターは確認してきます。
誰でもテレフォンバンキングで他人名義の口座を操作できるわけでもなく、当然以下のような情報でHSBCオペレーターは、通話者が口座の真の所有者であることを特定してきます。
テレホンバンキングを開設した際に設定しているPhone-Banking Pin(テレホンバンキング自体パスワード)もしくは、以下４つの組み合わせです。

1. ATMカード正面に刻印されている12桁の口座番号
2. ATMカードの６桁のパスワード
3. パスポート番号のアルファベットの除いた数字部分
4. 現在のおよそ残高の質問と回答

また、HSBCオペレーター自身の決済が必要な操作については、電話ぐちでさらにその他の質問事項で本人であるかどうかの認証も行われることもあります。

国際電話が通話料が高いので注意

国際電話といえども、通話料金は自己負担となります。以前、１時間オペレーターが出ないのを待たせれて、後日通話料が１万円以上請求があったと聞いたことがあります。
NTTやKDDIなどの既存の通信会社の国際電話であると一分100円程度が課金されますが、SkypeのようなIP電話を利用するとおよそ１分３円以内に通話料金をおさえることができます。
また、オペレーターにかかりやすい時間帯として、日本時間の１０時から１時間が最もHSBCオペレーターとつながりやすいでしょう。

HSBC香港に電話してオペレーターにつなぐ方法　Operator

プレミア(Premier)のステータで専用番号に電話すると365日24時間オペレーターとつながり、また、非常につながりやすいです。
これに対して、その他の口座のタイプとなると、なかなかつながりにくいので、なるべく日本時間の10時～13時までが最もHSBCオペレーターとつながりやすい時間帯となります。
よくあるのが、セキュリティデバイスが電池切れのための再郵送をお願いするとき電話するこがあります。

プレミアのホットライン　Premier

プレミアの場合、すぐにオペレーターにつながります。
1.　プレミア専用ホットライン(852) 2233 3322に電話をかける。
2.　広東語の音声が聞こえたら、英語選択「２」をダイヤル。
3.　「To Talk To Our HSBC Premier Customer Service Officer, press zero」を選択したいために①の「０」をダイヤル。
4.　「Please enter any banking account or credit card account number, followed by # key」１２桁の銀行口座番号をダイヤルし確定のハッシュキー「#」をダイヤル。
5.　「Please enter your 6-digit phone-banking pin」テレホンバンキング自体の6桁のパスワードを入力。Premierの場合オペレーターにつなぐ前にパスワードで認証してしまいます。
6.　「Other HSBC Premier services, press four」を選択したいために②の「４」をダイヤル、のちに③の「３」をダイヤルしてオペレーターが電話を受けるのを待ちます。

プレミア以外のホットライン、アドバンスやスマート　Advance,Smart

プレミアと異なり、長いときには３０分以上待たされることがあるので注意が必要です。
1.　それぞれの専用ダイヤルに電話をかける。
2.　広東語の音声が聞こえたら、英語選択「２」をダイヤル。
3.　「Personal Loans, Mortgages & Other Enquiries, press seven」を選択したいために「７」をダイヤル。
4.　「Please enter any banking account or credit card account number, followed by # key」１２桁の銀行口座番号をダイヤルし確定のハッシュキー「#」をダイヤル。
5.　「Other enquiries through customer service officer, press zero」を選択したいために「０」をダイヤル。
オペレーターが電話を受けるのを待ちます。

テレフォンバンキングその他

テレフォンバンキングでは、HSBC香港内の第三者名義の口座への送金やネット証券などへの支払いであるBill Paymentsのみが可能です。
新規の送金先口座の登録には、事前にインターネットバンキングを介して行ないます。Bill Paymentsについては、選択肢が読み上げられるので、それを順位選択していくことで手続きが可能です。