現金や小切手で入金 / Deposit Cash or Cheque
HSBC香港の本支店の窓口では、香港ドルだけでなく香港ドル以外の外貨もちろん、日本円や米ドル等のままのキャッシュや小切手での入金が可能です。
様々な通貨の現金と以下2点を用意して簡単な英会話ができると、誰でも入金はできるでしょう。
- ATMカード
持参していない場合は、自身の口座番号を覚えておけば入金はできます。 - パスポート
現地通貨の香港ドル以外の通貨を取り扱う際に行員が確認します。
香港の窓口で現金を入金 Deposit cash in Hong Kong
HSBC香港の口座はマルチカレンシー(多通貨で管理できる)口座なので、香港ドルは現地通貨となり日本から見ると香港ドルも外貨となりますが、日本円や人民元を含む香港ドル以外の外貨を入金することも可能で、以下12通貨を窓口で預かって、両替せずとも各々の通貨建ての普通預金に入金することができるのです。
Australian Dollar(AUD)、Canadian(CAD)、Swiss Franc(CHF)、Euro(EUR)、Sterling Pond(GBP)、Japanese Yen(JPY)、New Zealand Dollar(NZD)、HK Dollar(HKD)、Renminbi(CNY)、Singapore Dollar(SGD)、Thai Bahts(THB)、US Dollar(USD)の12通貨となります。ただ、外貨は硬貨は預かってくれず、高額紙幣のみです。
かかる費用や手数料 Deposit Fees
香港ドルの現金を香港ドルの普通預金や当座預金へ入金する場合は、手数料は無料です。ちなみに、香港ドル口座に入金したおカネは直ちに口座に入金されますが、それ以外の通貨の口座に入金したおカネは、通常翌営業日以降に反映されインターネットバンキングの残高に反映されるようになります。
口座へ入金せずに両替えのみ行うことを目的の方は、こちらHSBC香港の窓口で両替え / Exchangeで現金の両替のみ解説しています。
次に日本円を含む外貨の手数料ですが、そのまま外貨の普通預金に入金する際の「外貨現金入金手数料」と香港ドルや米ドルに両替する「為替手数料」の2種類が発生します。香港ドルで入金する場合は、この入金手数料と当然為替手数料がかからないので、それらを低く抑えるために、レートのいい街の両替商などで香港ドルに両替をしてから香港ドルの現金で入金する人もいます。
- 外貨現金入金手数料
- 為替手数料
0.25%の外貨現金入金手数料 Foreign currency notes deposits in one single day
外貨の現金を預かり真贋するという意味で、当日入金する金額に対して0.25%の外貨現金入金手数料が発生します。
簡単に計算すると1億円で25万円で、10万米ドルで250米ドル。つまり、1千万円の場合、9,975,000円が日本円普通預金口座に入金されることになります。
ただ、1日当たり無料枠が設けられていて、日本円の場合15万円以内はこの外貨現金入金手数料は無料でそのまま15万円が日本円口座に入金されることになります。ただし、口座のグレードがHSBC Premierの場合、その無料枠が30万円に拡大します。
この手数料は入金する現金とは別途支払うことができますので、香港ドル口座の残高からの 支払いを指示したり、手元の現金である香港ドルで支払ったりすることも可能です。
通貨 | 無料枠 |
---|---|
Australian Dollar(AUD) | 1,500 |
Canadian(CAD) | 1,500 |
Swiss Franc(CHF) | 500 |
Euro(EUR) | 1,000 |
Sterling Pond(GBP) | 1,000 |
Japanese Yen(JPY) | 150,000 |
New Zealand Dollar(NZD) | 2,000 |
Singapore Dollar(SGD) | 500 |
Thai Bahts(THB) | 10,000 |
US Dollar(USD) | 1,500 |
香港ドルや人民元には、この外貨現金入金手数料が発生しません。
ただし、大量の現金には徴収する0.25%(最少50香港ドル)のBulk cash deposit fee(大量現金入金手数料)が紙幣の200枚が無料枠に定められているので、20万香港ドル、2万人民元が無料枠となります。
香港ドルの最高額紙幣である1,000香港ドルを201枚窓口で入金しようとすると枠外の1,000香港ドルの2.5香港ドルではなく、50香港ドルが手数料として発生してしまいます。なので節約したい人は、別の支店に当日何軒かハシゴする人も確かにいます。
為替手数料 Foreign-exchange fee
この為替手数料が日本で両替するのと香港でするのとでは、大きく異なってきます。
香港でも外貨の場合は、両替をして香港ドルや他の外貨口座に入金する場合は、この為替手数料が発生します。当日のレートはフロア内数カ所表示されているので確認するかHSBCのWEBページでもリアルタイムで確認できます。
https://www.personal.hsbc.com.hk/1/2/hk/investments/mkt-info/fcy
銀行で日本円などの外貨の現金を銀行側が香港ドルで買い取る価格、Banknotes Bank Buy/現鈔銀行買入のレートが設けられており、窓口で両替する際にはそのレートが適用されますが外貨はいったん外貨の普通預金に入金され香港ドルに両替されるためTTB: Telegraphic Transfer Bank Buy/電匯銀行買入のレートが適用されることになります。
日本の銀行や外貨両替ショップのレートと比べ、HSBC香港では有利な両替レートが提示されています。
弊社の調査によると、画像のよに某日本の空港の外貨両替ショップとHSBC香港の両替えスプレッドは約12%の差額が発生しています。つまり、10万円分の香港ドルを某日本の空港の外貨両替ショップで購入してしまうと、それだけで1万以上の損失が発生してしまうことになるのです。香港ドルの販売と買取りのスプレッドも広く30%近くに達し、例えば10万円を香港ドルに両替し、急用ができてそのまま日本に持って帰ってきて日本円に両替えしてしうと7万円に目減りすることになります。
ただ、前述したように外貨を両替せずに同じ通貨口座に入金する(例えば日本円を日本円口座に入金する)場合は、この為替手数料がかからない代わりに、外貨現金入金手数料が発生するので注意が必要です。
入出金カウンターへ Deposits and Withdrawals Counter
HSBC本店で入金する場合には、入出金窓口のあるLevel3に行きます。グランドフロアからエスカレーターを1本上がるとそこがLevel3で、正面にATMコーナーがあり、右手にぐるりと回ると入出金カウンターが並んでいます。尖沙咀支店であると、口座開設に利用するブースのあるロビーの一つ上階であるLevel1が入出金カウンターとなります。こちらでHSBC香港の本店ならびによく使われている支店情報を確認。
口座のタイプがステータスがアドバンスを持っている人は、アドバンス専用カウンターを利用するのがげ並ばなくて便利です。
入金はカウンターでATMカードと現金を見せながら、「Deposit, please.」といえば基本的に大丈夫です。また、入出金のフロアに入金依頼の伝票が用意されていますが、窓口の銀行員が記入してくれるので、特に記入する必要はありません。IDとしてのパスポートは、行員によって提示を求められる場合があるので、その際には提出してください。
また行員から「Into Hong Kong dollar savings account?(香港ドル普通預金口座に?)」や「Into which account?(どの口座に?)」など質問される場合があるので、自分が入金したい通貨口座と当座ではなく普通口座であることを伝えます。
香港ドルの普通預金に入金したいとき「Into Hong Kong dollar savings account, please.」。
日本円の普通預金に入金したいとき「Into Japanese Yen savings account, please.」と答えれば大丈夫です。
入金手続きが完了すると取引明細書が渡されるので、それを必ず保管しておきます。
まれに行員から上述の0.25%の外貨現金入金手数料の支払い方法の聞かれます。その際には、持ってきた現金から差し引いたいときは「Pay from this money」。手元の香港ドルの現金で支払いたいとこ「Pay by cash」。香港ドルの普通預金口座の残高から支払いたいときには。「Pay by Hong Kong dollar saving」答えてください。
また、窓口で入金した資金は、香港ドル口座ならその場で入金され残高紹介が可能ですが、外貨預金口座に入金する場合は、資金が数字として表示されるのは通常翌営業日になります。
ちなみに、HSBC香港の窓口では手作業で現金を数えるので、多額の現金を入金しようとするとかなりの時間がかかるので、余裕をもって銀行を訪れるようにしてください。
現金の入金について源泉を証する必要性 Need for Certifying the Source
欧州中央銀行(ECB)は2016年の理事会で、2018年まで500ユーロ紙幣の発行停止を決めました。kれはマネーロンダリングに悪用されているとの懸念が高まっており、テロや犯罪の資金源を絶つのが狙いです。
HSBC香港でも30万から50万香港ドル以上の現金での入金についての判断は対応する行員が行いますので、出金証明を求められるかはケースバイケースとなります。 電信送金や小切手での口座間送金をせずにキャッシュを出金をしてから入金する事も可能ですが、「なぜそのような手続きにするのか?」と質問を受けることもあります。
入金専用ATMで香港ドル紙幣を入金 ATM Cash Deposit
日本などの海外のATM、HSBCの支店がある多数あるヨーロッパのATMでも入金はできません。つまり、香港内で且つHSBCのATM限り預け入れをすることができるほか、通貨は香港ドルの紙幣のみです。
HSBC香港の入金専用ATMの操作方法はこちらATMキャッシュカードで預け入れ・入金のページで解説しています。
また、後述する小切手専用ATMであれば小切手も可能です。
小切手で入金 Deposit Cheque
小切手をHSBC香港の本支店の窓口に持参して、自分の預金口座に入金することもできます。こちら窓口で受け取った小切手を換金する方法で解説しています。
窓口が開いていない時間帯でも、Cheque Deposit Machines(小切手入金専用機)や、支店などに置かれている専用ボックスCheck-in Boxに投函しておくと、翌日処理をしてもらうことができます。
HSBC香港の小切手専用ATMの操作方法はこちらATMキャッシュカードで預け入れ・入金のページで解説しています。
香港にてHSBC香港の口座開設とアフターサポート
HSBC(香港上海滙豐銀行)の当社、口座開設とアフターサポートの料金表です。
口座グレード | 通訳アテンド,サポート料(HK$) |
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HSBC One |
総合口座5,000 |
HSBC Premier |
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HSBC Jade |
海外投資家を始めようとする新規顧客や既存顧客を問わず、アフターサポートを提供しております。
サポート内容抜粋 | 料金(HK$) |
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香港での投資商品のご案内 | 無料 |
住所や電話番号変更手続き | 1,000/回 ※弊社の顧客は無料 |
口座解約の手続き | 2,000/回 |
香港にて凍結解除手続き | 2,000/回 |
渡航不要にて凍結解除手続き | 3,500/回 |
オンライン操作サポート | 5,000/年 |
その他、各種手続きやトラブル解決や通訳 | お問合せください |
HSBC香港の基本情報 Fundamental information of HSBC Hong Kong
HSBC香港銀行は、イギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の銀行で、香港ドル発券銀行です。世界で最も信用度の高い金融機関の一つとして評価されています。
現在は、世界最大の格付け会社である“S&P”により、AA-(信用状態は優秀)と格付けされリーマンショック以降も高い信用力を維持しています。日本からもっとも近いオフショア地域で信用力の高い銀行であるので、ペイオフ対策として資産保全のために使用できる銀行と言えるのではないでしょうか。
非居住者にも口座開設を開放しているため、多くの日本人旅行者が香港へ訪れHSBC香港の口座開設や資産運用を行っています。
名称 | The Hong Kong and Shanghai Banking Corporation Limited / 香港上海滙豐銀行有限公司 又は単に HSBC Hong Kong |
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本店所在地 | 1 Queen's Road Central Hong Kong SAR / 香港中環皇后大道中1号 |
営業時間 ※香港時間 | 月~金曜日: 9:00~16:30 土曜日: 9:00~13:00 |
電話番号 ※口座クラス別 | HSBC Jade: +852 2233 3033 HSBC Premier: +852 2233 3322 その他: +852 2233 3000 |
ホームページURL | https://www.hsbc.com.hk/ |
申請書等の送付先 | P.O. Box 72677, Kowloon Central Post Office, Kowloon,Hong Kong SAR / 香港九龍中央郵政総局信箱 72677号 |
SWIFT Code | HSBC HK HH |