先週の世界同時株安の影響
先週の大きな崩壊が見られたダウジョーンズ指数であったが、これまでの何度かの暴落はいずれもすべて急速に回復している。現地時間20日、ニューヨークのダウジョーンズ工業株平均は前日より19.26ポイント(0.12%)高の16,399.67で取引を終了。スタンダード•アンド•プアーズ500(S&P 500)は17.25ポイント(0.91%)の上昇で1904.01、ナスダック総合指数は57.64ポイントで1.35%上昇となる4316.07で終了。この日、IBMの業績の下方修正を受けて下落となったが、取引終了後に発表されるアップルの業績への好感から小幅な上昇となった。債券市場では、米国債価格が上昇した。欧州経済が米経済の足かせになるとの懸念に加え、米連邦準備理事会(FRB)が来年終盤まで利上げしない との見方が強まったことも追い風となり、先週の大暴落はオオカミ少年のストーリーのようになるのだろうか?
リスク管理として分散投資/Diversificationの重要性
先週の世界の株式市場が大崩壊後、昨日の20日、国際原油価格はOPECが減産をしていないという見通しが広がり下落となり終了となった。NYMEX、11月引き渡し分のウエスト•テキサス•原油(WTI)は、前取引日より4セント(0.05%)安の82.71ドルで取引を終えている。
金価格は3日ぶりの上昇に転じた。この日のニューヨーク商品取引所で12月物金価格は、前取引日より5.70ドル(0.5%)高のオンス当たり1244.70ドルで取引を終えておりゴールド関連ファンドは依然として弊社ポートフォリオの重要な役割を担う。
好調を継続する中国株式市場
先週の世界同時株安を受けて、今週20日の中国本土市場は上昇からのスタートとなった。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.54ポイント(0.66%)高の2356.73ポイントと3日ぶりに反発となっている。