IMF財源強化に430億ドル拠出
G20首脳会議で、IMF財源強化に430億ドル拠出する見通しを発表した。予想より少なかったものの、国際通貨基金(IMF)は合計で4,500億ドル近くの資金を確保したことになり、短期経済と債務問題の解決が見込まれる。市場が最も注目するスペイン指数は今週すでに底打ち反発となっている。
ギリシャ再総選挙を終え、緊縮策を支持する2つの政党が連立に合意した。EUの資金援助を得て短期的財政難は解消され、ギリシャ脱ユーロ圏の可能性が低くなったことで、欧州市場は安定へと向かっている。最も多くギリシャ国債を保有するドイツでは反発が起きている。
6月21日、米連邦準備制度理事会(FRB)は会議を終え、実施可能性が高まった量的緩和第3段(QE3)への市場期待が経済を刺激し、ダウ指数は逆三尊のネックラインを突破、ここ1年の最高値に挑む。
先週の予測通りに、ハンセン指数は下降サイクルから脱して上昇しており、19,240ポイントの抵抗線もすでに突破、同時に中国の金利引き下げ開始期間に入った。市場の流動資金が増加し投資刺激の追い風となって、ハンセン指数はますます上昇の余地を広げている。