円安で日経平均は高値更新
マーケットは量的緩和拡大に期待。再び円安化が進み、ここ6カ月の最低水準となる1ドル103.3円を下回ると見られる。円安化は再び株式市場を刺激し、日経平均株価指数は今年の最高値を更新した。過度なな円安傾向は、大企業の収益を高めるため、株式市場を上昇させるが、もし過剰な円安となれば、その他の経済問題を誘因することも懸念される。 2013年
ニューヨーク金先物
米11月のISM製造業景況指数が57.3に達したと発表された。今年の最高水準を再び更新し、米製造業の景気回復の継続が反映されている。同時に、量的緩和策縮小予想が強まり、金相場がすぐさま反応、再び今年の最低水準近くへ下落した。しかし、一オンス=1,200ドルが重要なサポート水準となっており、金相場が1,200ドル付近まで下落した後は反発すると見られ、今年中に金相場が再び1,200ドルを割り込む可能性は低い。
BVSPブラジル・ボベスパ指数
発表されたブラジル第3四半期のGDPはマイナスとなり、市場予測を大幅に下回った。世界のコモディティ価格が下落を続けており、ブラジルの輸出セクターがダメージを受けている。このほか、ブラジルの高インフレ環境が、外資の現地投資のメリットを打ち消していることを受け、資本流出が起き、現地貨幣レアルは今年すでに16%近く下落している。様々な悪材料が影響し、短・中期における株式市場の楽観視できない。