終わりのない量的緩和
22日火曜日発表の米9月雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が14.8万人増となり、市場予想の18万人を下回った。市場はFRBの緩和策撤退予定が来年に先送りになると見ており、多くの指数において好材料視され本年度最高値を更新。中でも、米S&P500指数は史上最高値を記録した(1,759ポイント)。
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香港ハンセン指数
香港株式市場は中国市場が足かせとなり、23,500ポイントでレジスタンスを受け、欧米の株式市場に追随した突破は叶わず、やや失速。各中国本土銀行が第3四半期の業績を公表、指数の動きを左右する重要なポイントになろう。
FTSE 100種総合株価指数
下半期の英国株式市場は欧州市場を下回り、評価もやや落としている。しかし10月以降に入り、好調な雇用統計が牽引したことを受け、9月の失業金申請人数が4.17万人減となり、1997年6月以来最大の月間下げ幅となった。この好材料が株式市場を牽引し、先月からの下降トレンドが上昇に転じ、9日連続上昇。しかし8月の高値 (6,696ポイント)のレジスタンスを受けるが、僅かな調整を消化後再度突破すると見られる。