中国7月に回復なるか
中国が発表したばかりのデータによると、第2四半期のGDPは、第1四半期の前年同期比7.7%から同7.5%の水準まで低下し、中国が着実な経済成長を維持していることが明らかとなっている。以上のデータが、中国政府の「穏やかな成長政策」の予測通りであると確信できることから、この先半年においても大規模な市場救済策が打ち出される可能性はなさそうだ。
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NYダウ工業株30種
市場はここ2カ月で、緩和策撤退に関連する懸念がすでに薄まりつつある。加えて米FRB議長ベン・バーナンキ氏は、米国経済にはまだ量的緩和策が必要であると公言し、投資家たちへカンフル剤を打ち込んだ。またバーナンキ氏は17日の公聴会に出席するためその内容が同様に市場の関心を集めている。いずれにしても、NYダウはさらなる上昇トレンドを維持すると見られる。
AC 40 INDEX
欧州各国は今なお債務危機に頭を抱えている。昨年度にはすでに多くの欧州大国が大手格付け機関から格下げを受けており、フランスもまた格下げから逃げられず、ついに先週フィッチ・レーティングスの最高格付けAAAを失った。同時にこのニュースは欧州経済がトラフ,にあることを反映していると見られ、欧州の経済回復はまた一段と遠のいている。