バーナンキ氏の発言効果で反発上昇
少し前に市場のニュースでは9月に米FRBの緩和策が縮小する可能性が取り沙汰されたことにより、全世界のマーケットが下落した。しかし今週米FRB議長のベン・バーナンキ氏は突然の声明を発表、米国には更なる量的緩和がまだまだ必要であるとし、全世界の緩和策撤退への懸念はすぐさま減少した。ダウ平均株価指数は依然として上昇トレンドとなっており、まだ上昇の余地があると見られる。
上海株式市場
少し前に上海総合指数は中国国内の流動性逼迫問題が原因となって急落。各大手国内銀行は預金額の確保のため投資家に対し預金を促した。しかし6月という肝心の時期が過ぎ、各大手銀行の貸借割合は再度増加しており、流動性逼迫問題は一時的に過ぎ去ったことを暗示している。しかし中央銀行は国内の金融問題を整備する意向を固めているため、この先半年においても上海総合指数はアンダーパフォームが続くと見られる。
日経平均株価
米FRBが突然の声明を発表し、緩和策を撤退する可能性がまだないことが明らかになったことで、全世界のマーケットの急上昇を促した。一方、日本では政策金利の維持が決定され、現行の経済政策の継続ととられ、日経平均株価指数が上昇するのは時間の問題だけとなっている。