イタリア政局不安
欧州各市場はイタリア総選挙の影響を受け、短期的に圧力を受けている。選挙結果のニュースは無政府状態が訪れる可能性を反映。しかし、ドイツでは先週理想的なデータが発表され、景気動向指数も大きく上昇しており、ドイツが順調に欧州債務の暗雲から抜け出しつつあることを反映している。マーケットの調整に乗じてドイツ関連資産が投資家に押し目買いされる可能性。
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上海総合指数
市場更新:日本の安部総理は中国両会開催前に訪米。関係各国は討論が中日関係の問題に言及すると予想していたが、米国側からは尖閣諸島について極少ない言及に留まった。米国がこの問題に極力足を踏み入れない意向である可能性を反映しており、日中の緊張緩ぶにより両国の株式市場が安定する見込みあり。
NYダウ工業株30種
市場更新:米国は先週も国内データの発表があった。1月の住宅着工件数は下落したものの、ここ4年の最高水準を維持しており、QE3政策がまだ経済刺激が十分でないとしても、米国不動産市場に限ってはプラスに働いている。