政情不安を機に調整
数ヶ月間、欧州市場は多くの上昇幅が累積し3年来の高値にまで挑戦したが、スペインとイタリアの政治問題によりいきなりの番狂わせとなり、国債利回りもあわせて急反発、市場を触発しこれを機に調整。短期予測では弱まる可能性が高い
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SSEC 上海総合指数
欧州方面では、スペインとイタリアの政治情勢が不安定と伝えられているものの、中国市場には海外の影響は無く持続的に上昇。希望的観測では3月に中国は二つの議会で新政策を打ち出すため、上海総合指数はかつて試したレジスタンス突破を再度試みており、突破できた場合はその後更なる上昇トレンドとなる可能性。
日経平均株価
日銀の大規模な量的緩和の後、日経平均株価は一直線に上昇しており、僅か2カ月の内に4年来の最高値まで高騰。国内予測では円安政策が輸出回復を促し、国内成長の助けとなる見込みがあるが、政策の実質的効果はまだ確認されておらず、日本市場予測を過度に楽観視することはできない。