中央銀行量的緩和政策を拡大
日本の内政は不安定であるものの、日本中央銀行が来週の協議後に量的緩和政策による資産売買を5兆円から10兆円の規模に拡大する可能性があるという情報が出された。これと同時に、日経平均株価はテクニカル分析の面ではすでに上昇のチャネル・ラインを本格的に突破しており、なおも上昇トレンドを維持できる見通し。
米ドル指数
米ドル指数は近日、年内水準より低い状態となっており、これは米ドルの弱まっていることを明示している。資金が資産市場に流れ込んでいる可能性が大いにあり、世界の株式市場における上昇トレンドに引き続き積極的な面があるものの、米ドル為替指数にも徐々に上昇の兆しがあるため、唐突な資金の逆流に要注意。
ハンセン指数
香港市場の今週のパフォーマンスは突出している。中でも米ドルや投機的資金の流入などにより、香港金融管理局は再度120億香港ドル近くの資金を市場に注入。資金注入の総額は2009年以来の規模に近づいており、ハンセン指数においてここ1年での最高レベル突破を促した。短期見通しは楽観的だ。
上海総合指数
中国では上海総合指数が先週またもやこの一年の最低レベルに下落したものの、その後直ちに反発。11月の短期融資は拡大し、中・長期融資は減少したが、中国本土の投資家が市場に対し短期において楽観的な見通しであることを明示している。もし上海株式市場が再び2130ポイントの水準となる場合、次の反発シグナルが出る可能性がある。