大統領選を間近に米国株は高値
米国大統領選まで2週間を切った。失業率の大幅改善の発表に続いて、今週米国は8月の純資金流入額及び9月の工業生産高が予想を上まったことを発表。米国株式市場に対する市場の短期予測を楽観方向へと促した。しかし財政問題の崖に直面していることに変わりはなく、マーケットが短期間のうちに下方調整される可能性に注意。
アップルとサムスンの訴訟問題は新しい発展を迎えている。アップルの株価下落を招き、ハイテク株指数もこれに伴い反落。しかし18日木曜日、米国2大ドットコムのマイクロソフトとグーグルが業績を公表。これが好材料となって利益増加を維持し、ハイテク株指数の下落トレンドの歯止めに役立っている。
今年のブラジル市場は低迷が続き、アンダーパフォーム(ベンチマーク下回り)となっており、昨年の度重なる政策金利引下げを経て、ようやく成果が現れてきた。先週、ブラジル中央銀行は再度政策金利を7.25%まで引き下げ、低金利政策を引き続き堅持。加えて2014年のワールドカップ開催も近づき、ブラジル市場は底打ち反発となる見通し。
先週韓国はブラジルと同時期に政策金利を0.25引き下げて2.75%とした。現在の韓国市場の評価は大部分のアジア国家と比べるとやや低いものの、韓国総合指数の主要な構成銘柄であるサムスンは国際的なハイテク企業の中で重要な役割を果たしており、来年の成長予測では、アジア圏の中ではそれなりに理想的な国家である。