政局の行方が明瞭
薄煕来の失脚事件が終結し、次期国家主席の習近平が公に姿を現してきた。十八大(第18回中国共産党全国代表大会)もすでに11月8日の開催が決定しており、中国政局が次第に安定へ向かっていることを表している。同時に、中国市場のマイナス面に対する政治情勢の動揺も落ち着きを見せ、この先の政策がもたらすプラス面の刺激に有利。
アメリカ大統領総選挙が最終段階に入り、次期大統領候補者は来月11月8日に公表される。中米の政権が交代する前に、現在の株価水準は狭い幅で上下すると予想されている。そのほか、今週発表の雇用統計の善し悪しが、米国株式市場の短期的なトレンドを牽引すると見られる。
中国本土と香港の国慶節ゴールデンウィークの期間中に、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は議会後、予想に反して政策金利引き下げを発表。市場にちょっとしたサプライズを招き、オーストラリア及びアジアの市場を刺激しわずかに上昇。
アップルが引き続きサムスンを提訴したこともあり、サムスンの株価は下落、今週サムスンはすぐさまアップルの特許侵害を提訴。先月は両社とも新型スマートフォンを発表しており、売上は好調。このニュースはハイテク株の更なる盛り上がりを牽引。