市場救済措置への期待感で反発
先週の欧州中央銀行の会議後、ドラギ総裁はただちに市場救済施策を発表、3年以内に期限がくる国債を無制限に買い取り、ユーロ圏内の債務問題安定化をはかると表明。しかし10月には200億ユーロ近くのスペイン国債の償還期限が訪れるため、市場に対しては引き続き様子見の姿勢を維持すべき。
年次例会後、バーナンキ議長は経済が明らかに悪化する際にはQE3を実施すると表明。今週FRB協議会を間近に控えているものの、年次例会から間を置かずして、バーナンキ議長が短時間の内に実施を現実化することはないのではと予想されている。
温家宝首相は世界経済論壇において、適切な時期に1000億元(約1.2兆円)を用いて国内の強化はかる用意があるとの声明を出した。しかし後任者とみなされている習近平副主席が十八大(第18回共産党大会)開催を間近に消息を絶ってから10日近くが経っており、中国市場に変動をもたらす可能性が潜在している。
アップルは香港時間9月13日未明に新製品を発表、市場はこの発表会を注意深く見守った。更にとある大銀行では新製品が来期の米国GDP増加を牽引すると予測。テクノロジー・ファンドにとって更なるプラスの刺激効果となる。