パウエルFRB議長の証言が注目
米国の株式市場の下落を受け、パウエルFRB議長の上院銀行委員会および下院金融委員会での証言など、複数のFRB高官の講演に注目が集まっている。複数のFRB高官の登場を注視することになる。先週、FF金利の75bps引き上げが株式市場の急落を招いたため、水曜日に上院銀行委員会、木曜日に下院金融委員会で行われるパウエルFRB議長の証言が注目されることになる。また、FRBは銀行に対する年次ストレステストの結果を公表する予定である。米国の株式・債券市場は6月1日の祝日のため、月曜日は休場となる。
オーストラリアでは、6月のPMI速報値が発表されるが、主な焦点はRBAの最新会合の議事録である。
中国人民銀行が主要な1年物および5年物のLPRレートに関する最新情報を提供することになっている。また、インドネシアとフィリピンの中央銀行が金融政策の方針を決定する予定だ。最後に、日本では5月の消費者物価指数と6月のPMIの数値が注目され、台湾では5月の輸出受注が発表される予定である。
英国の5月の消費者物価指数は前年同月比9.1%上昇すると予想され、40年ぶりの高水準となった4月の9%から加速し、消費者の生活水準が引き続き圧迫されていることが改めて示される。
ユーロ圏の工場活動の伸びは第2四半期末で19ヶ月ぶりの低水準に達し、サービス部門の伸びはこの4ヶ月で最も小さいとされている。