原油価格は3月の低水準から回復し60米ドル付近で推移
米国のダウ平均は、5月下旬にMACDの陰転があり移動平均の差が縮まりテクニカルなトレンドが弱くなってきている。また、原油価格は3月の低水準から回復し、その後60米ドル前後で安定した後、横ばいで推移。
台湾加権指数は5月から下落しており、木曜日の終値は9348.63。この下落により、今年の過去3ヶ月間の上昇分がすべて取り戻され今後も長期的に下降していく可能性があると予想される。
フィリピンのPSEのRSI指数は売られすぎた後、テクニカル的にはリトレースしているが3本の移動平均線は明確に転換しており、短期的には株式市場が下降トレンドを取り戻すことは難しいだろう。ブラジルのサンパウロ指数は再び下落トレンドに転じ、5月の株式市場は7%以上も急落した。多くのテクニカル指標が弱含みに転じており6月に調整が終わらなければ前年の暴落の悪夢を繰り返すことになるかもしれない。
ギリシャの債務問題はユーロ圏の経済的な焦点となっており、その株式市場は大きな打撃を受けている。テクニカル的には、投資家のモチベーションの低さを反映して、株式市場は弱く、これまでの高値を超えて上昇を繰り返した後に反落を繰返している。