1平方フィート140,800香港ドル以上過去最高額
香港では1平方フィート140,800香港ドル以上に達する価格でマンションが売れ、単位面積当たりアジアで最も高いマンション価格を更新したと、香港経済日報とブルームバーグ通信などが11日報道した。
開発販売元のWharf HoldingsとNan Fung Developmentによると、高級住宅地であるピークにある香港のアパートが6億4000万香港ドルで販売したと発表した。
さらに、そのうちパーキングエリアが3つ付いた4544平方フィートのこの物件は、1平方フィートあたり140,800香港ドル以上で落札され、香港経済日報は、これまでの最高値は今年2月の1平方フィート当たり136,000香港ドルであったが、「これはアジアで平方フィート当たりのマンションの最高価格を更新したもの」と説明した。
マウントニコルソンは、香港人が最も好む住居地であるピーク地域に19戸の一戸建て住宅と48戸のマンションからなる香港島の地域でブルームバーグは「マウントニコルソンは平方フィート当たり、アジアで最も高い家が位置する場所」とし「宅地が足りず、新しい家を手に入れられない特権的な住居環境の中で、マカオのカジノ王、故スタンレー・ホーの2人の娘をはじめ有名人が多く住んでいる」と伝えた。
香港の住宅価格は1997年香港返還後、中国本土の資金が香港に流入し、史上最高値を更新してきた。
その後、2019年の反政府デモと昨年は新型コロナウイルス感染症によりしばらく落ち着きを見せたが、今年に入り、高級住宅を中心に再び価格上昇の勢いを見せている。香港の不確実性が続いているにもかかわらず、香港の高級住宅市場は今年も新記録を更新し続けている。