世界のコロナウイルス再びロックダウン
世界のコロナウイルスの状況は、感染者数が記録的なペースで増加し続け、いくつかの国が再びロックダウンに入る。その他の重要な発表としては、ECBが金融政策決定会合の議事録を公表するほか、米国のインフレデータ、小売売上高および鉱工業生産高、英国の月次GDP、中国のインフレデータおよび外国貿易、ドイツの2020年通年GDP統計、インドの鉱工業生産高およびインフレデータ、日本の経常収支および機械受注などがある。
今週の米国は、経済指標の発表が比較的多い週となる。12月の消費者物価指数は、インフレ率が1.3%に上昇が予想されるが、FRBの目標値を大きく下回っている。また、1月のミシガン州の消費者景況感の速報値は、COVID-19の患者数や入院者数が記録的に増加していることや、全米で規制措置がとられていることなどからモメンタムがやや低下することが予想される。その他、12月の小売売上高と鉱工業生産高は、国内貿易の減少と工場活動の緩やかな増加を示唆すると見られている。その他、生産者物価と外国貿易価格、企業在庫、JOLTs求人数、IBD/TIPP経済オプティミズム、NYエンパイアステート製造業景況指数、政府の月例予算書などが注目される
中国の12月のインフレ率が発表される。マーケットは消費者物価が前月の11年ぶりの下落から回復すると予想される一方、生産者物価のデフレはおそらく緩和されると見られている。また、12月の貿易統計は、パンデミック後の景気回復の状況を示すもので、輸出入ともに大幅に増加すると見られている。また、日本の金融指標や住宅価格指数にも注目が集まるだろう。日本では、機械受注と経常収支、生産者物価、エコウォッチャー調査の見通しなどが発表される。