ボクシングデーの振替休日のため休場
今週も多くの取引所が休場か短縮週となり、投資家は引き続きCOVID-19のデータやワクチン接種の進捗状況に注目している。米国では、卸売在庫と財貨貿易収支、ケース・シラー住宅価格、住宅販売保留件数、シカゴPMI、ダラス連銀製造業景気指数などが主要な経済指標として発表される。また、中国のNBS Manufacturing PMIや日本の鉱工業生産も注目されます。
英国とオーストラリア、ニュージーランド、カナダの株式市場が12月28日のボクシングデーに合わせて休場するため、市場活動は低調に推移すると思われる。また、ドイツとイタリア、日本では大晦日が休場となり、英国、フランス、スペインでは大晦日の早朝に取引が終了する予定。
米国では、卸売在庫と商品貿易収支の事前予想に加え、ケース・シラー住宅価格と住宅販売保留件数、シカゴPMI、ダラス連銀製造業景気指数などが発表される。また、週刊失業保険申請件数は、失業保険申請者数が再び急増することが予想され、COVID-19の症例が記録的に増加し、全米で新たなロックダウンが行われる中、請求件数は12月中旬に3ヶ月ぶりの高水準に達している。
欧州では、英国の全国住宅価格とフランスの登録失業率、スイスのKOF先行指標と投資家の士気、スペインの小売売上高とフラッシュインフレ率、スウェーデンの外国貿易、トルコの経済信頼感指数と貿易収支などが重要な発表となる。
中国では、NBSが発表する12月のPMIや鉱工業利益が注目され、日本では、11月の鉱工業生産の速報が注目。その他、韓国では企業消費者の景況感とインフレ率、鉱工業生産高、小売売上高、外国貿易が発表され、インドでは7-9月期の経常収支と対外債務、11月のインフラ生産高と財政赤字が発表される。