オクトパスカード / Octopus Card
オクトパスカードとは、日本でいうところのSuica、Icocaカードと同様のカードで、Octopus Cards Limited(OCL)社が香港のICカード「オクトパスカード(八達通)」というブランド名で発行しています。もっとも一般的なものは、クレジットカードほどの大きさのプリペイド・カード方式のものです。
Octopus Cards LimitedのHP URL
https://www.octopus.com.hk/home/en/index.html
オクトパスカードは、香港でタクシーを除く市内の主要交通機関、その他電子マネーとしてコンビニエンスストアをはじめ、コーヒーショップ、レストランやMTRの駅構内のスピード写真機、自動販売機、セブンイレブン、サークル 、スターバックスなどほとんどのお店や機関で使える大変便利なカードです。幅広く使えるICチップを搭載しています。
最近ではSIMカード一帯型など発行されているものもありますが、公共交通機関のプリペイドカードとしては1997年に発行され、世界で最も早く導入され普及し、香港系の航空会社の機内や空港からの香港エクスプレス運賃や、バス、含んだ短期滞在者向けの数日利用が可能なオクトパスカード、中国本土の深センや、マカオでも使用できる共通カード(互通行)も発行されている。
中に入っているマイタロチップが残高を記憶しており、このカードを持っていれば、ほとんどの交通機関で切符を買う必要がなく海外投資家には欠かせないものとなっています。
利用時にはセンサーにカードをかざし、例えばMTR(地下鉄に)の下車時には残高が改札機に表示されます。
購入方法How to Buy
すべてのMTRの駅窓口で購入可能です。大人・一般用、65歳以上の高齢者用、11歳の子ども用があります。
全種類に預り金(Deposit/按金)HK$50が含まれており、購入時には初回チャージ(Initial stored value/首次儲值額)としてチャージがあるため、カードの残額が足りなくても1回目なら改札口を通過できます。
子供用/Child | 一般用/Adult | 高齢者用/Elder | |
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預り金・デポジット/Deposit | HK$50 | HK$50 | HK$50 |
初回チャージ/Initial stored value | HK$20 | HK$100 | HK$20 |
適用年齢 | 3-11歲 | – | 65歲- |
ほとんどの人が大人/Adult用のオクトパスカードを購入すると思います。
料金として窓口でHK$150(初回チャージHK$100+預り金HK$50))を渡すとカードを受け取ることができます。
HK$150には乗り物の運賃などに使える残額(Stored Value/儲値)と預り金(Deposit/按金)が含まれており、残額が不足した場合は、1回に限り最大HK$35までを預り金(Deposit/按金)から「借金」することができます。次回のチャージ時に、その分が引かれますが、チャージせずに利用するとなると最大、HK$135までチャージなしで利用することが可能です。
なお、残額(Stored Value/儲値)、預り金(Deposit/按金)ともに払戻し可能ですが、発行から3ヶ月以内の場合はHK$9の解約手数料がかかります。
増額方法How to Charge
全ての駅には、オクトパスのチャージ機が備え付けられており、差し込み口にオクトパスカードを差し込んで、所定の額を入れればチャージ完了です。
最も簡単な増額方法としては(現金のみ)、またはセブンイレブンなどで店員に頼むことです。この領収書は香港法人の経費として、基本的に全額経費として計上できるため、節税対策にも最適です。
オクトパスカードとチャージしたい額を差し出せば、言葉はわからなくても店員がすぐ理解してくれますので、チャージ額を店員に渡して、レジのそばにあるカードリーダーにカードを置けば、あとは店員さんがやってくれます。