原油価格下落がその他市場に連鎖
原油価格の下落が響き、ニューヨーク株式市場は、ロシアをはじめ新興国の通貨安加えて米ドルの反落で圧力を受け調整基調。昨日16日は大幅に続落し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は111.97ドル安の17068ドルで終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は57.33ポイント安の4547.83。ダウ、ナスダックいずれも3営業日連続の下げ。
世界第三の産油国であるロシアは、原油価格暴落の影響から明らかに抜け出せず、株式市場はダメージを受けて下降トレンドが続く。昨日16日午後に入り、ロシアのルーブル相場がひとまず落ち着いたとの見方が広がり、投資家心理の改善につながり、ドイツ株式市場においてフランクフルト株式相場は大幅反発。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比229.88ポイント高の9563.89となり1銘柄を除き、全銘柄が上昇となった。しかし6月20日に10050.98までつけた高値に届かず、テクニカル分析上では短期上昇トレンドの持続は難しいと予想。