アルゼンチン債券を買い取り
アルゼンチンの債券と株式が上昇した。国際的な銀行が同国の債務再編に応じなかった債権者(ホールドアウト)から債権を買い取ることで合意に近付く可能性がある、とする報道を受けた。
ホールドアウト債権者はシティグループやJPモルガン、HSBC、ドイツ銀行から保有するアルゼンチン債約16億6000万ドルを1ドル当たり80セントで買い取るとの提案を受け、検討している段階だという。ただ、最終的に買い取りに至るかは不透明だという。ウォールストリート·ジャーナルは1日アルゼンチンが米国系ヘッジファンドと終盤の債務調整の交渉に失敗して、テクニカル・デフォルトに陥ったものの、民間銀行がアルゼンチンのデフォルト債権を買い取る可能性が開かれており、危機脱出の可能性あると分析している。
アルゼンチン政府は投資家がデフォルト債権を買い取ることができるよう力使う予定である。財務長官も記者会見で、民間銀行を介して、このデフォルトの事態を解決することができると明らかにした。