インドネシア中央銀行介入
一連の調整後、インドネシア中央銀行は先週末に、自国の通貨ルピア(RUPIAH)に積極的に介入し安定を図るとの声明を発表した。その後市場はすぐさま反発を引き起こし短期的な下降サイクルとなっている。
中国の"穏やかな経済成長"が推し進められる中、シンガポールの政府系ファンドは香港企業3社の株式買い増しを行った。これは外部の香港に対する前向きな見通しを反映しており、ハンセン指数もまた抵抗線を越えて上昇サイクルを取り戻す見込みがある。
マブラジルの経済回復の見通しは悪く、政府が先週再度金利引き下げを行ったこのの、市場の反応は依然として小さく、ブラジル市場に対してはしばらく傍観の姿勢で待つことが必要な時だ。
BRICsの成長が低下すると世界的に見られているが、インドは特に深刻である。インド国内は高いインフレが長期に渡り続いており、外国人投資家の心理に悪影響を与えている。先週、格付機関から格付けを引き下げられ、インドは投資適格級の格付け失う初めてのBRICメンバーとなる可能性がある。
この半年で、市場でのBRICへの投資価値が下がってきており、ヨーロッパの資金が流出し、アジアの新興国市場に向かっている。おそらく、欧州問題が過ぎ去れば、東南アジアの各新興市場が必ず世界経済を牽引していくであろう。