債券の社債 / Corporate Bonds

社債

社債(Corporate bonds)には、私営または公営企業の中期または長期の債務(Debt obligations)です。企業が発行する債券は、担保付きや無担保など多くの種類に分かれます。大きな多国籍企業(Multi-nationals)から小さな企業まで債券が発行され、その社債の性質とリスクは種類ごとに大きく異なってきます。

ちょっと一息。中国の社債マーケット

まず、中国では社債のことを企業債と呼んでいます。中国本土の社債は1980年代に入り発行されてきましたが、主に一部の国有企業などが発行体となり、中央当局の厳しい規制および国有によるところの国策のため民間企業は社債をほとんど発行できませんでした。
現在、政府は多用な債券市場関連の処置を発表し、社債発行への参入障壁を引き下げ中小企業でも資金調達のルートして拡大しつつあります。社債には企業債、短期融資債券、中期票据と集合票据が含まれます。
一般的に、社債は主に国家発展計画委員会の発行承認を得た上で、1987年から中央と地方の国有企業が電力、流通、エネルギー、通信など社会間接資本投資の資金支援を目的として発行されています。短期融資債券は一般企業が銀行間債券市場で発行される債券として1年以内の無担保短期票据(手形)となります。中期票据(1年以内)は5~10年満期となり、中国人民銀行の許可を取得しさせえすれば発行が可能となり、また、経営状態が良好で、成長能力が比較的高い中小企業のいくつかを集め発行する集合票据が2009年11月26日から発行され始めて、中小企業は自社の発展に必要な資金を調達しています。