市場に期待感広がる
三中全会(中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議)を終え、最初の声明後にマイナス反応が出たものの、その後早々に詳細内容が公表され、政策の具体案(一人っ子政策の緩和や、税制改革など)は市場に期待感をもたらし、多くの中国資本企業株を刺激し急上昇。ハンセン指数は大量の出来高となり半年来の抵抗線23,500ポイントを突破、今年の最高値に挑戦する見込み。
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米国SPX500指数
米国の緩和策縮小のタイミングを市場は予想しており、世界中の市場からFRBメンバーの発言に注目が集まる。米FRBベン・バーナンキ議長はしばらく緩和策縮小に踏み切る事はないと重ねて言明しており、市場のパフォーマンスを下支えている。しかし米国株はすでに買い越しとなっており、市場では新たな株価上昇の好材料が不足しているため、米国株は短期で調整基調となる見通し。
日経平均株価
徐々に円安が進む従い、日経平均は長期調整を消化し、6月来の抵抗線を突破し好調なトレンド。安倍首相も12月に経済刺激措置の打ち出しを決定しており、日本の株式市場の好材料になると見られ、今年の最高値に挑戦する見込み。