三中全会閉幕の反応
中国共産党第十八期中央委員会第三回全体会議は正式に閉幕。経済構造改革の実施が今後の焦点に。以前の国家主導から市場の規律を重視した経済構造へ転換する。しかし、国有企業の一部独占を終わらすことができず、なおも国有企業は経済発展の牽引役として重視する模様。市場は会議の結果報道を受けマイナスに反応、当日は2%近く下落し2,100ポイントの大台を割り込んで取引を終了。
インドネシア総合指数
インドネシア、インド及びブラジルなどの新興国市場の現地通貨が再び急落。インドネシア銀行(中央銀行)は政策金利の引上げで市場の信頼回復を試みるも、依然効果は見られずルピアは下落傾向が続き、ここ4年の最低水準を割り込み、1ドル11,670ルピア台に。通貨安が進むに従い、再び新興国市場からの資金流出が懸念され、株式市場は下降圧力を受けている。短期のトレンド見通しは楽観視できず。
ストックス・ヨーロッパ600指数
ECB(欧州中央銀行)は先週意外にも利下げを行い、ユーロ圏の政策金利は過去最低の0.25%に。欧州の株式市場もこの材料を受けた当日は最高値を更新するも、その後には高値から反落。ECB(欧州中央銀行)は今後政策金利引下げを行うとし、欧州の情況が予測を下回ったことを反映している。加えて株式市場ではやや買い超しとなっており、短期で調整基調となる可能性。