ゴールド価格は下落
来月の米国債券購入縮小の可能性が悪材料となりゴールド価格は下落。チャートから、ゴールド価格は50日線の制限を受けており、少し前に短期の上昇トレンドを下方突破(チャートの緑線)、反発上昇のひとまずの終わりを反映していると見られ、今後の相場では前回の底値を再び探る可能性がある。
NYダウ工業株30種
米国第2四半期の決算の発表期に突入するに従い、市場の焦点は緩和策撤退のニュースへと回帰。米FRBは来月からの債券購入縮小の可能性を表明しつつも、同時に現状の米国経済環境に応じて債券購入縮小の実施を延期する可能性も表明しており、ニュースの混乱が投資家を一体どう手を打つべきか分からなくさせている。少し前からNYダウ指数は継続して最高値を更新しているが、MACDでは相反する動き(左図の紫矢印線)が現れており、今後の市場は短期で調整基調となる可能性を反映している。50日移動平均線より高値を維持できれば、米国株の上昇トレンドはまだ変わらない。
ハンセン指数
HSBC(00005)の決算発表が市場予測を下回ったことを受けハンセン指数が急落し、上昇トレンドのサポートを下方突破(チャートの緑線)。香港株式市場の出来高は今なお少なく推移しており、出来高が薄い中、僅かな好材料や悪材料が今後の株価を大変動させる可能性がある。もし50日線を下回れば、6月の底値から開始した上昇トレンドの終結と見られる。