米国第1四半期実質GDPは2.4%
近日アジアの株式市場は急落しており、米国では先週絶えず緩和策縮小のニュースが流れアジアの足かせとなったが、NYは欧州各国及び中国と比べて、下落幅は明らかに小さく、現地の経済回復のデータが安定的になるにつれ連動上昇する可能性があると見られる。 米国の第1四半期実質GDPは2.4%で、昨年の同時期と同じ。
上海総合指数
中国の流動性逼迫(ひっぱく)問題により、各主要銀行は流動性維持のため預金集めが必須となっている。中国政府は以前、市場救済策案を発表したものの、遅々として未だ実施に至っていない。上海総合指数はわずか一週間のうちにここ3年のサポートラインを下回っているため、反発上昇するにはまだ時間を要する。
STOXX600 ストックス・ヨーロッパ600指数
米国が金利上昇のサイクルに入ると同時に、マーケットは欧洲が同調するか否かに対して疑問を抱き始めている。なぜならこの問題が株式市場にとって非常に大きな影響力を持っているためで、欧米を比較すると、欧州の経済回復のスピードは米国よりずっと緩やかで、ECB(欧州中央銀行)が短期間の内に金利引上げを打ち出す可能性があると見られる。