日経平均1,000ポイント近く下落
日本円は対米ドルで100円台を推移。先週市場には量的緩和策撤退の噂が流れ、すぐさま日本の国債利回りが上昇。日銀は直後からすでに2兆円近くを市場に投入しているものの、日経平均はなおも1000ポイント以上の下落となっている。短期で下降調整の可能性が高い。
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ニューヨークダウ工業株30種
先週の同時期に米国債の利回りも上昇。これは発表データが良かったためで、新築住宅販売戸数は好調で消費者マインドも上昇が見られ、米国内における経済基盤の改善が反映されており、持続的な上昇トレンドになると見られる。
上海総合指数
中国は過去3年間常に世界市場をアウトパフォームしてきた。最近、製造業購買マネージャー景気指数(PMI)は49.6に下落しており、すでに弱まっていた中国・香港市場にとっては泣きっ面にハチといったところだ。テクニカル分析上、上海総合指数は抵抗を受けており、抵抗線に3度接近するも突破せず。短期で突破の可能性は高くないと見られる。