労働節の製造業購買担当者景気指数
労働節に4月中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場の予想よりわずかに低かったと明らかになったが、株式市場は影響を受けず3月から始まった上昇トレンドを維持し、短期目標は2,450P。中央政府は初回住宅購入者に対しての住宅ローン優遇金利政策を実施し、中国本土の不動産市場は低迷状態から脱し中国株式市場の短期的に上昇。
水曜日に公表されたドイツの4月失業者数が1.9万人となり、失業率は6.8%にあがり予想より0.1%高くドイツ経済の基礎体力の衰えを見てとれる。同時に、ユーロ通貨圏のドイツ、フランス、イタリアやスイスが発表した製造業購買担当者景気指数(PMI)は全て市場予想より悪かった。ユーロ通貨圏の弱い経済数値はユーロ債務危機が依然としてヨーロッパの国々に内在し完全には解決しておらず、企業や国民に投資や消費意欲に悪影響を与えていることを表している。よって、ヨーロッパ株式市場は短期的に下降トレンドで、目標値2,000Pをサポート。
4月アメリカISM製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想53を上回る54.8となり、発表後、ダウ平均株価指数が年内最高値の13,282Pを記録し、QE3の実施の可能性を再度低減させるものとなりました。複数のFRB委員の談話によれば、量的緩和政策を支持できず、米国の現段階の経済回復もまだまだ失望が大きく、FRBの量的緩和の政策余地がその他あることがから、経済の展望は楽観的。また、実施となれば将来のインフレコストが高くなり、仮に、失業率が下がらない場合QE3は必要と。全体的にみるとFRBの内部では意見が一致せずQE3実施にむけて不確定要素が多数ある模様。テクニカル分析では13,000レジスタンスを突破する場合、ダウ平均株価指数の目標値は13,500、長期的には14,000Pとなる。
メーデーのゴールデンウィーク期間中、金相場に異常な変動が現れた。12.4億ドルに及ぶ金先物の売り注文である。 大手投資機構の情報で確定できないが、大量の誤発注があったとの臆測が浮上。金の終日価格が1,670米ドルから1,650ドルまで下落した。金相場のトレンド変化が始まった兆候があり、金先物の売りが始まると専門家は分析している。