キプロス問題で再び欧州債務不安
キプロスは預金税徴収による国内経済問題解決策を突然発表した。この材料を受けすぐさま欧州株価指数が下落し、市場が欧州債務問題の再燃を懸念したと見られる。しかし事実上キプロスが占めるユーロ圏全体GDPの割合は1%程度、キプロス問題が解決するか否かが与えるユーロ圏への長期的影響は少ないと見られる。
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NYダウ工業株30種
FRBが3月20日に連邦公開市場委員会(FOMC)を終えたが、声明発表後の市場への影響はさほど大きくないと見られる。2013年に入ってからの米国株のトレンドは好調で、株価指数は高値を突破中。ここへきて欧州ではキプロス問題の影響を受けて市況が反覆、米国株の上昇トレンドがさらに増長し、欧州資金の避難所となっている。
ハンセン指数
市場更新:三度の抵抗を受けている中国本土の株式市場の相変わらずの弱い成長モメンタム、香港株式市場への影響はまだ見られない。しかし米ドルが強気に転じており、たったひと月で79から83へ反発上昇。すでに一部の資金が米国株式市場へ逆流し、香港株式市場の短期モメンタムがさらに弱まることを明示している。