両会にむけ反発上昇
来月の両会(全国政治協商会議と全国人民代表大会)を間近に控えた中国の株式市場は、この4カ月間連続上昇し、現在昨年のダブルトップ圧力を受けてしばし高値に落ち着き次の方向を探っている。予想では両会終了後、中国中央政府からサプライズとなる新たな発表が出るかどうかが焦点となる。しかし新政権発足となるため、おそらく何らかの方案によって短期的に中国本土市場を刺激すると予想される。
このページの目次
NYダウ工業株30種
ここ数年FRBは多くの市場救済策を実施してきたが、いずれの市場救済策も効果がさほど大きくない上に、米国政府の財政負担を強いているのは明らかだ。市場救済策終了に対する市場の不安が誘発されてダウ平均株価は調整期に入ると見られ、短期トレンドはマイナスの見通し。
日経平均株価
昨年の日本の経済データによると四半期ごとに収縮を見せている。日本政府は一連の金融政策を実施し輸出を促進するものの、輸出業績の悪化は経済のマイナス成長へ引き込んでいる。同時に、株式市場は早計な動きとなっており、投資家は高値から大幅な調整期に入る可能性を見守る必要あり。