金投資はなぜ投資家を惹きつけるのか(その二)
先日の記事で取り上げたのは金投資の主要4チャネルであるペーパーゴールド、先物取引、ファンド、金地金です。彼は金のトレンドを非常に有望視しており、できるだけ早く金に投資したいとの要望が多かった。
金投資をするならどの方法がベストなのか?
実際のところ、この世の中ベストはなかなか存在せず、適しているか否かというだけではないだろうか。
投資においても同じことで、最良の投資ツールというのは存在せず、投資心理やリスク許容度、そして流動性等において適している投資ツールかそうでない投資ツールが存在するだけなのだ。
実物の金地金に投資するのが最も現実的だと聞いているようで、家に実物のゴールドを置いて毎日、拝むことができれば安心を得られるそうです。ただ、投資家自身が金地金投資におけるいくつかの不便な点を受け入れられることが大前提となる。例えば、金地金はある程度の面積と重さがあり、その上保管となれば保険費用も安くはない。
万平方フィートクラスの大邸宅を所持しているか、また高まる売買手数料などの制限を許容できなければ、とても金地金への投資をお勧めすることはできない。
ベストな金投資の方法が存在しない以上、多くの投資家にとって何が最も適した金投資方法になるのか?
調査によると、大部分の投資家はみな気楽な投資方法を一つだけ選択することを望み、決して長旅に疲れ果てたあとリターンを得るなどということは期待しないという結果が出ているそうだ。つまり多くの投資家に金地金投資は適さないと言える。また多くの投資家が合理的なリスクとリターンを求めるため、それなりにリスクの高い金の先物取引にもなかなか手を出さない。結果として、投資家の多くはこういった手続きの処理を専門の投資チームへ託しす。そうすれば長旅に疲れ果てる必要もなく、リスクとリターンのコントロールが可能となる。
また最も重要視される点は、初期投資金の最低額や取引手数料がそれほど高くないことだ。そしてこれらのメリットはみなゴールド・ファンド投資が多くの投資家に選ばれる理由となっているのだ。
次回の金投資編では、どのゴールド・ファンドに投資するのが有望であるかの分析情報を届けることになる。