資金注入を間近に控え金相場支持が強まる見通し
ジャクソンホールでの年次シンポジウム後、FRB(連邦準備制度理事会)バーナンキ議長の演説は、一体いつEQ3が実施されるのかという市場の憶測を呼び、金相場は1510近くのラインで大きな抵抗を受ける。反発後更に上値抵抗線(下降トレンドライン)を突破した。リスク回避の情緒が金相場上昇にさらなる刺激を与える可能性あり。
バーナンキ議長は年次シンポジウムの演説で、すでに経済悪化の際に実施する量的緩和策の用意があると表明し、市場の推測をゴーサインが「出るか否か」から、「いつ出るのか」へと変化させた。資金への期待感は経済刺激効果があり、ダウ平均株価指数は安定した上昇トレンドが続く。
先週、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁がジャクソンホール会合を欠席したことをうけ、市場は9月6日のECB(欧州中央銀行)定例理事会後に新たな国債買い入れ措置を発表する可能性があると伝えた。スペインとイタリアの国債利回りは反落へ促され、欧州指数は安定化の兆し有り。
2大スマートフォンメーカーのサムスンとアップルは短期の内に新世代携帯電話を発表。更にある大銀行によると、これによるアップルの株価は3から4割近く上昇する見込みがあり、テクノロジー・ファンドの短期的な上昇を牽引すると見られる。