米FOMC前に影響与える指標に注目集まる
米国ではFOMCを前に模様眺めムードが漂いやすいなかISM非製造業PMIが発表され、サービス部門の成長がさらに鈍化したことを示すと予想され金利政策への影響を与えるか否か注目が集まるだろう。また、PPIも注目され、インフレ圧力が全体的に低下していることがコンセンサスとなっている。また、工場受注や対外貿易、ミシガン大学の消費者心理にも注目し、5年間のインフレ期待の数値に焦点を当てる。
中国では、11月の貿易統計で輸出入ともに2カ月連続で減少し、当局が厳しい締め付けの緩和を検討する中、景気減速の懸念が強まる見通しだ。
欧州では、第3四半期のGDP最終データで、ユーロ圏の経済成長が現在の6四半期連続の成長で最も小さいことが確認されると予想される。また、10月の欧州全域の小売売上高は過去10ヶ月で最大の減少となり、ドイツの工場受注は3ヶ月連続で減少する。
カナダ中銀が借入コストを50bps引き上げる一方で、ブラジル中銀は13.75%で金利を据え置く可能性が高い。オーストラリアでは、RBAの12月会合で3年連続の利上げが予想されている。