米FRBと欧ECBの議事録に注目
FRBとECBの議事録の公表に注目されるほか、オーストラリアとマレーシアの政策決定者会議で金利が決定される。
米国では、投資家は水曜日に予定されているFOMC議事録の公表を待って、次の金融政策のステップを予想する。先月の6月にFRBはコロナウイルス規制の緩和、ワクチン接種の急速な普及、政府の継続的な支援が経済活動を引き続き促進していることから、予想よりも早く利上げを行うことを示唆し、2021年のGDP見通しを上方修正した。また、政策担当者は、債券購入のテーパリングについての初期協議を開始した模様。
欧州ではECBが木曜日に金融政策決定会合の議事録を発表する予定となる。6月欧州中央銀行は緩和的な政策スタンスを維持し、2021年と2022年の経済成長率とインフレ率の予測を上方修正した。
アジア太平洋地域では、中国が6月のインフレ率とCaixinサービス業PMIを発表する。予想では、消費者物価の上昇は9月以来最も速く、生産者物価も堅調に上昇し、5月の13年ぶりの高値に近い水準になると見られている。一方、日本では日銀が6月のサービス業PMIの最終値を発表する。