IBMとNetflix、Intelの決算に注目
IBMとNetflix、Intel、Johnson & Johnson、P&Gなどの企業が来週に決算を発表し、第1四半期の決算シーズンが続く。また、米国と英国、ユーロ圏、日本、オーストラリアのPMI速報値が注目されるほか、ユーロ圏、中国、インドネシア、カナダ、ロシアの中央銀行が金融政策を決定する。米国の中古住宅販売件数および新築住宅販売件数、英国のインフレ率および失業率、ユーロ圏の消費者信頼感、日本の貿易収支およびインフレ率、オーストラリアの小売売上高などの発表が予定されている。
米国のマークイットPMIの予想では、多くの州でパンデミックによる事業制限が解除されたことや、政府が1.9兆ドルの景気刺激策を実施したことなどにより、4月の民間部門の活動は記録的なペースで拡大したと見られている。このほか、中古住宅販売件数および新築住宅販売件数、シカゴ連銀全米活動指数、週間失業保険申請件数なども注目。
企業としては第1四半期の決算シーズンが続き、IBM、Netflix、Intel、Snap、Johnson & Johnson、Procter & Gamble、Coca-Cola Co、Philip Morris International、American Express、Verizon Communications、AT&T、Schlumbergerなどの報告が注目される。
中国人民銀行が火曜日に、先月3.85%に据え置かれた新しいローンプライムレートに関する最新情報を提供。日本ではPMI調査と貿易収支、インフレ率などの主要な経済データが予定されるほか、香港の失業率も発表予定。
欧州では、ECBが最新の金融政策を発表するが、先月、4-6月期の緊急債券購入のペースを大幅に上げることを決定したため、ECBは様子見をしており、変更はないと予想される。また、ユーロ圏のドイツとフランスのマークイットPMI速報値も注目されます。予測では、ユーロ圏の工場活動は3月に記録的な高水準を記録した後、成長が鈍化し、サービス部門は8ヶ月連続で縮小したままなので注意。
英国の経済カレンダーには、失業率、賃金上昇率、インフレ率、小売売上高、企業・消費者の士気など、重要なデータが目白押しだ。