米国の1月の雇用統計
米国の1月の雇用統計が発表される。労働市場の状況が明らかになります。また、ISMのPMIと外国貿易収支も注目され、投資家はワシントンでの景気刺激策の議論の進展を見守ることになる。アルファベットとアマゾン、エクソンモービル、ファイザーの四半期決算が行われ、決算シーズンが続く。トレーダーはOPEC+会議で短期的な原油生産に関する更なる手がかりを得ることや、BOEとRBA、RBIの金融政策決定、ユーロ圏のGDP成長率などが注目されている。
米国の雇用統計では、12月の非農業部門雇用者数が財政刺激策の不足やCOVID-19の記録的な感染により予想外に減少し、多くの州が流行に対応するために制限措置を講じたことから、1月の雇用が引き続き減少したかどうかが見極めらる。また、失業率は6.8%に上昇し、パンデミック前の水準である3.5%を大きく上回ると見られる。
中国とインドの国のマークイットPMIが注目される。インドネシアではGDP成長率が発表されるほか、インド準備銀行とオーストラリア準備銀行が金融政策を決定する予定であるが変更はないと予想されている。
木曜日に開催されるイングランド銀行の会合では、金融政策が据え置かれる可能性が高く、トレーダーは最新の経済予測やアンドリュー・ベイリー総裁の記者会見に注目するとともに、マイナス金利が銀行セクターに与える影響に関する新たな調査結果にも注意が必要。重要なデータとしては、マークイットPMI、住宅ローン承認、ネーションワイド住宅価格、イングランド銀行の金融指標などが挙げられるだろう。