マレーシアとインドネシアに好材料
先日国際通貨基金(IMF)にGDP予測を現在の6.5%から6.1%へ引き下げられたものの、IMFはインドネシアの外貨準備高が十分であると指摘し、ルピアの監視・抑制は難しくなく、その上内需も安定的である。全世界が衰退に直面する中、インドネシア市場の回復スピードはわりと速い。
インドネシアと同様、力強い回復の弾力性を持つと同時にここ5年の最高値をつけている。更に2012年は全世界でも最多のIPO件数を持つ金融市場の一つとなっており、IMFは強い勢いで資本が流れ込むと指摘している。国内の不良債権は減少中で、貸付けも安定的に増加しており、上昇の伸び白はインドネシアよりもさらに大きい。
アジア市場と相対して、金相場は比較的見劣りする。ブラジル市場は下方予測。
ブラジル政府は先週再度市場支援のここ1年で8度目の金利引き下げをおこない、政策金利は過去最低の8%にまで下がっている。 回復能力の有無を観察待ち。
先週後半、中国第2四半期の経済成長率(GDP Growth Rate)によると前期予想の7.7%よりも更に低い7.6%にとどまったことが明らかになった。 「保八(GDPの8%保持)」未達成のまま、ここ3年で初の最低レベルにまで下落したことになる。 上海総合指数は先週ネックラインへ更に接近、テクニカル分析上ではこのサポートラインを割るところまで近づいている。