人民銀行、突然預金貸出基準金利の引下げ
先週5日の木曜日、中国人民銀行は突然預金貸出基準金利の引下げを行い、内部を刺激し安定経済を増長するとした。 しかし政策の効果はまだ見られない。 人民銀行の今回の一手は、市場に対して経済が急速に鈍化するのではという懸念をいっそう抱かせてしまった。 上海総合指数は更に下落してここ3年の最低値へ、下落の可能性が増加。
さる1年の間ほとんど増加せず。中国の利息を引下げと同時に、英国が500億ポンド増額して3750億ポンドの量的緩和策を発表。 英国は先週のわずかな市場支援政策でプラスの反応があり、改善の見通しがあるイギリス。
欧州・中国・米国は協力して市場を支援するものの、マーケットは三大国がみな世界経済の早急な悪化を予期しているとみている。米国は6月に制造業の新規受注と輸出を同時に縮小、現地の先行き見通しが悪化していることを示しており、新しい政策が実施されるまでただ静かに待つのみ。
人民銀行が利下げを発表した後、ハンセン指数にはいまだ政策刺激による上昇が見られない。 市場の資金は引き続き、各リスク回避の市場に流れ込んでおり、人民銀行の利下げ発表もハンセン指数は連日下落。 東南アジア新興市場へマーケットの注意は向いている。