HSBC香港のATMとキャッシュカード / ATM & Card
HSBC香港のAutomatic Teller Macnine/自動櫃員機いわゆるATMは、日本とは異なり機器や機能毎に種類が細かく分かれていて出来ないことや出来ることがあるので、注意が必要です。
いまではHSBC香港の口座をもっていない海外旅行者も、このHSBC香港のATMから日本発行のキャッシュカード(VISAやMaster、Unionpayのインターバンク付き)を利用し銀行の残高などから香港ドルを引き出すこともあるでしょう。
HSBC香港のATMやキャッシュカードに関して、特によくお問い合わせが多いのが以下のような質問です。
- ATMキャッシュカードを日本や海外で利用するための制限解除
- ATMキャッシュカードを日本や海外から利用
- 香港国内でのATMキャッシュカードで引き出し・出金
- 香港国内でのATMキャッシュカードで預け入れ・入金
- ATMキャッシュカード機能付きクレジットカード
HSBC香港のATM Automatic Teller Macine
日本と同じように、香港国内にもいたる所にATMが設置されています。
日本のように現金持ち出しや持ち込みの申告義務がある国では、入国する前の税務申告の制限エリアでにATMは設置されていません。しかし、香港は資本の移動が完全自由なため、おカネの持ち込み持ち出しの額に無制限です。制限エリアにもATMが設置されているので、VISAのPlusややMasterのCirrusのネットワークですぐに香港ドルを引き出している旅行者も多いです。
さて、香港国内にあるHSBC香港のATM機械は、現在主に4つのタイプに分けられます。日本と異なり入金と出金の機械が別になっており、日本では見かけない小切手の入金用マシンがあるのがおもしろい特徴です。
- Cash Withdrawal/現金提款
現金自動払出機で最も台数が多く残高照会で残高照会・香港ドル引出・振込ができます。 - Cash Deposit Machine/財銭妥
現金自動預け機で香港ドルの預入が出来ます。 - Cash Withdrawal and Deposit/現金提存易
現金自動預け払出機で残高照会、香港ドル預入・引出、振込ができます。
日本のATMとほぼ同じく出金入金が両方できるマルチな機械ですが、あまり多く設置されていません。 - Cheque Deposit Machine/入票易
小切手入金専用機で受け取った小切手のデポジットができます。
このほか、通帳利用者(十数年前に開設した口座所有者)のための記帳専用機のPassbook Update MachineやATM PIN Generator、機械ではありませんが小切手を入金するための専用ボックスCheck-in Boxもあります。
- Passbook Update Machine
- ATM PIN Generator
英語表記のATM操作でよく使う英単語 ATM English
HSBC香港のATMの操作で覚えておいた方が良い英単語の一覧です。もしATMの操作の途中で分からなくなってしまったら、60秒間そのまま放置して画面を凝視しているだけですと、ATM機器にカードを吸い取られてカード返還請求に数日要するので、必ず、一旦操作を取り消して最初からやり直すようにしてください。やり直すにはCANCEL、EXIT、CLEARなどを選択してください。
英語 | 日本語 |
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ACCOUNT | 口座 |
CASH WITHDRAWAL,GET CASH | 引き出し、出金 |
CANCEL,EXIT | 取り消し |
CLEAR | 訂正、更正 |
CURENT ACCOUNT | 当座預金 |
CREDIT,CREDIT CARD | クレジットカード |
ENTER,OK,YES,CONFIRM | 確認・実行 |
PIN,SECRET CODE | 暗証番号 |
SAVING ACCOUNT | 普通預金 |
HSBC香港のATMキャッシュカード ATM Cash Card
HSBC香港の口座開設時、直ちに交付されるCash card又の名をATM card、Bank card。カードの表面には、口座番号と発行日、口座名義人の名前などが刻印されています。ただし、口座開設の際に交付さえたカードには、名義人名が刻印されていません。
① Account Number: 総合理財口座の12桁の口座番号です。たとえば次のように123-123456-888最初の3桁が本支店番号、最後の888や833が口座の種別が総合理財口座であることを意味しています。ごくまれに、末尾833や888以外の292番号の香港ドルのみの独立口座をお持ちの方がいますが、マルチカレンシー総合理財口座への変更をお勧めします。
いったん開設した後、口座番号を変える場合にはまた香港に渡航し、新しい口座を開設してから古いものを解約するほかありません。新しい口座の開設に際してはパスポートは必須ですが住所証明書はHSBC香港のデータベースに登録されているので提出は不要です。
② VALID FROM ▶ : いつからATMキャッシュカードが有効であるかが刻印されています。05/14と刻印されている場合、2014年5月から有効であると意味します。口座開設の際に交付さえたカードには、刻印されていません。
③ EXPIRES END ▶ : いつまでカード有効であるが書かれています。05/23と刻印されていると2023年月まで利用できます。
④ Card Issue Number : Issue Numberと呼びます。第何番目の発行かを表します。口座開設時に行員から交付されたものは、「1」となります。手元に何枚もある場合は、まず、カード右下の番号が一番大きい数字のものが、最新のカードです。最新のカードなのに使えない場合は、受取時にアクティベーションをしておらずに失効しているか、または、それより後に新しいカードが発行されているなどの理由が考えられます。
なお、共同名義の場合は、カードはそれぞれの名前で発行され、第一名義人のカードの右下Issue Numberには「1」が、第二名義人のカードには「2」の数字が表示されます。この番号は、カードの発行番号なので、カードの紛失などでカードの再発行を受けた場合は、3、4 とその番号は増えていきます。
ATMキャッシュカードはUnipnPay(銀聯)のマークが付いている、世界中のどのATMでも利用することができます。ただし預け入れは行えず引出ししかできません。
香港内では、恒生銀行のATMでも引き出しに利用できるほか、預金口座と紐付けられた決済用カードとして。EPS: Easy Purchase Servicesシステムに対応しているショップでの買い物にも利用できます。これは日本のJ-Debitと同様のシステムで、テンキーに暗証番号を入力することで、キャッシュカードで買い物ができるものです。なお、EPSでの利用限度額は1 日5万香港ドルです。
ICチップ付き新カード発行にともなう変更 IC Chip
2012年香港金融当局の規定により、これまでの磁気テープを用いたカードはすべてICチップ入りのカードに変更されました。同時にInterbank network(銀行のオンラインシステム)をVisa PlusからUnionPay/銀聯のシステムに変更されました。
旧型の磁気ストライプ型カードではPLUS/Cirrus対応のATMで利用できましたが、新しいICチップ付きのキャッシュカードは、Plus/Cirrusには対応していません。Plus/Cirrusを利用するためには引落し口座をHSBC口座にしたVisa/Masterのクレジットカードを発行し、ATM利用機能を追加する必要があります。また、香港の窓口であればPLUS対応のカードを発行することも出来ます。
ちょっと一息コラム、磁気ストライプ型とICチップ Chip-and-PIN ATM Card
日本の場合独自のATMシステムが進んでしまっていたため、海外との別のATMネットワークシステムをが独自に進化してきました。このため、国際クレジットカードやATMキャッシュカードが、2002年のFIFAワールドカップに備えて郵便貯金のATMが国外発行のPLUSカードに対応するまで使えないATMがほとんどでした。
比較的最近できたイオン銀行やセブン銀行、ゆうちょ銀行とメガバンクの一部ATM端末は、PLUSやUnionPayを提供する上でのセキュリティー基準を満たすべく新型のATMが登場しています。キャッシュカードの暗証番号は4桁であることが大半ですが、海外では4~6桁が主流となっている仕様への変更や、暗証番号を入力する際に覗き見が出来ないように個別のキーボードを備え付ける必要から、前面タッチパネル式にからキーボート式へ変更し、セキュリティー基準を満たすようになりました。
しかし、2016年5月、全国のコンビニのATMから南アフリカの銀行発行のカードを偽造し、数時間の間に18億円が一斉に引き出された事件がニュースで報じられATMのグローバル化に暗雲が立ち込めています。
香港ドルの発行券銀行であり英国資本の香港のHSBC(香港上海滙豐銀行)やStandard Chartered Bank(渣打銀行)、中国本土資本のBank of China(中国銀行)以外にもHSBCの子会社であるHang Seng Bank(恒生銀行)、アメリカ資本のCitibank(花旗銀行)、スイスのDBS Bank(星展銀行)などの香港の銀行のATMキャッシュカードやクレジットカードは、2012年すでに磁気ストライプ型からICチップ付きへとアップグレードされていますが、南アフリカの旧型の偽造クレジットカードが磁気ストライプ型であったため、日本で犯罪に使われてしまった結果となっているようです。犯罪グループとしては、旧式で安全性の低い「磁気ストライプ」のカードが通用する国と旧式でも受け付けてくれるATMを選ばなくてはならなかったということです。
偽造防止に有効だと言われているICチップ型ですが、日本でも顧客データを磁気ストライプ型からアップグレードが進んでいます。ただ、ICチップ型へと移行するには、チップの調達するコストとこの中にデータを書き込む加工作業が入るので、磁気カードに比べておおむね3倍くらいのコストがかかるようで、中小の銀行やカード発行会社ではコストが合わず本格的な普及には至っていません。
というわけで、なるべく日本国内はもちろん海外に旅行に行くときには、なるべくHSBC香港のATMキャッシュカードやクレジットカードのようなICチップ入りのカードを利用することをお勧めします。
香港にてHSBC香港の口座開設とアフターサポート
HSBC(香港上海滙豐銀行)の当社、口座開設とアフターサポートの料金表です。
口座グレード | 通訳アテンド,サポート料(HK$) |
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HSBC One |
総合口座5,000 |
HSBC Premier |
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HSBC Jade |
海外投資家を始めようとする新規顧客や既存顧客を問わず、アフターサポートを提供しております。
サポート内容抜粋 | 料金(HK$) |
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香港での投資商品のご案内 | 無料 |
住所や電話番号変更手続き | 1,000/回 ※弊社の顧客は無料 |
口座解約の手続き | 2,000/回 |
香港にて凍結解除手続き | 2,000/回 |
渡航不要にて凍結解除手続き | 3,500/回 |
オンライン操作サポート | 5,000/年 |
その他、各種手続きやトラブル解決や通訳 | お問合せください |
HSBC香港の基本情報 Fundamental information of HSBC Hong Kong
HSBC香港銀行は、イギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の銀行で、香港ドル発券銀行です。世界で最も信用度の高い金融機関の一つとして評価されています。
現在は、世界最大の格付け会社である“S&P”により、AA-(信用状態は優秀)と格付けされリーマンショック以降も高い信用力を維持しています。日本からもっとも近いオフショア地域で信用力の高い銀行であるので、ペイオフ対策として資産保全のために使用できる銀行と言えるのではないでしょうか。
非居住者にも口座開設を開放しているため、多くの日本人旅行者が香港へ訪れHSBC香港の口座開設や資産運用を行っています。
名称 | The Hong Kong and Shanghai Banking Corporation Limited / 香港上海滙豐銀行有限公司 又は単に HSBC Hong Kong |
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本店所在地 | 1 Queen's Road Central Hong Kong SAR / 香港中環皇后大道中1号 |
営業時間 ※香港時間 | 月~金曜日: 9:00~16:30 土曜日: 9:00~13:00 |
電話番号 ※口座クラス別 | HSBC Jade: +852 2233 3033 HSBC Premier: +852 2233 3322 その他: +852 2233 3000 |
ホームページURL | https://www.hsbc.com.hk/ |
申請書等の送付先 | P.O. Box 72677, Kowloon Central Post Office, Kowloon,Hong Kong SAR / 香港九龍中央郵政総局信箱 72677号 |
SWIFT Code | HSBC HK HH |