時間(Time)の経過は複利(Compounding)効果を発揮するだけではなく、投資リスク(Risk of Investments)の低減をさせるメリットもあります。

ハンセン株式指数から見る時間によるリスク調節機能

ポートフォリオ

以下1964年から2008年までのハンセン指数のチャート(Hang Seng Index chart)を見てみると、株式市場(Stock Market)は基本的に上昇トレンド(Upward Trend)であり、一時的な変動(Interim Fluctuation)が発生していたことがわかります。例えば、投資家が運悪く1997年の16,673ポイントの高値でエントリーしてしまっても、31,638ポイントまで付けた2007年までポジションをキープすれば失った分を取り戻せるだけなく、少々利益を得ることができました。しかし、短期(Short term)の投資を考え、6,660ポイントまで下がった1998年すべての株式を売却していまうと結果は完全に異なってきますね。

株式市場は回復し高値更新してきた歴史的事実

投資家が市場に長期間留まると仮定した場合、大部分の株式市場は回復してきて、以前の高値(Previous high)を更新(Come back and Surpass)します。ただし、留まる時間は特定できませんが。例えば、日経225インデックス(Japanese Nikkei 225 index)が1989年12月につけた高値38,957に現状まだ戻ってきていません。これも「分散投資(Diversification)」の重要性を説明していると言えるでしょう。

保有期間別に見た世界株式の投資収益率(年率換算)

ポートフォリオ

グラフは、世界株価動向指数(MSCI World Index)米ドルベース、税引前配当込み、1969年12月末~2010年8月末の月次データより計算しています。株式を保有した期間ごとに、どれくらいの緑の部分の収益(Return)と、赤の部分の損失(Loss)が発生したか、その率がどのように変化していかを示したものです。例えば、1年間だけ保有した場合、最も良かった年には67.1%の値上がりとなりましたが、最悪の年には、46.8%も値下がりとなっています。しかし、保有期間が長くなる(グラフでは右に行く)につれ、この変動幅は小さくなり収益(Return)は安定してきます。