政府はさまざまな政策を通じて、経済をある程度安定化させることができます。正確な政策組合せ(Policy mix; 政策組合)は、不況(Recession;衰退)や過熱景気(Overheating economy;経済過熱)を防ぐことができます。

財政政策Fiscal policy

財政政策(Fiscal policy)は政府がどのくらい支出するか、税を徴収するかの予算(Government’s budget)の決定を指します。財政政策(Fiscal policy)の背後にあるロジックは単純で、政府はGDPの構成要素(Components of GDP)である商品やサービスの購入を増加させ(Government increases purchase of goods and services)、直接GDPを引き上げる作用があります。この他。政府セクター(Government sector)が支出を拡大し家計の収入(Income of the household sector)を引き上げ、民間セクター(Private sector;私営部門)にさらなる消費を促します。

金融政策Monetary Policy

金融政策(Monetary Policy;貨幣政策)は、経済セクターの通貨供給量(Money supply)を調節する政府が取り得る対策となり、市場金利(Market interest rate)に影響を与えます。不況(Recession;衰退)時には、中央銀行(Central bank)は金利引き下げ(Lower the interest rate)を達成するために、通貨供給量(Increasing money supply)を増やし、その結果、投資を刺激しGDP成長させます。一方で、中央銀行は過熱景気(Overheating economy;経済過熱)を防止するために、金利引き上げ(Raise the interest rate)を実行し、投資を抑制し(Reducing investment)GDPの過度の拡大を防ぎます。この金融政策(Monetary Policy;貨幣政策)は公開市場操作(Open market operation)、預金準備(Reserve requirement;儲備金要求)や割引率(Discount rate;貼現率)の制御(Control)及び、外国為替市場(Foreign exchange market)への介入(Intervention)を通じて実施することができます。

フェデラル・ファンド金利Federal funds rate

米国のフェデラル・ファンド金利(Federal funds rate)とは中央銀行である連邦準備銀行の統括機関であるFRB(連邦準備制度理事会)が、短期金融市場を操作する目的で調整する政策金利のこと。金利の変更はFOMC(連邦公開市場委員会)で決定される。
FF金利とも呼ばれ米国のFRS(連邦準備制度)に加盟している民間銀行の準備預金の過不足を調整するために、相互に無担保で融通(貸借)するときに適用される金利をいう。
 
米国の一般的な銀行は、預金残高の一定割合を準備預金(無利息)で、ニューヨーク連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of New York)に預けることが義務づけられている。
この準備預金を「FF(Federal funds)」と呼ばれ、この資金を短期市場で調達する際の金利がFF金利と米国の短期金利の代表的な指標となる。
 
FF金利はFRB(連邦準備制度理事会)が短期金融市場を操作(資金の需給調整)することを目的で変動させる主要政策金利で日本の無担保コール翌日物に相当する。
具体的には、FRBの指示を受けたニューヨーク連邦銀行が市中から証券を購入し、市場への資金供給や、保有証券を売却して資金を回収するなどの公開市場操作(オペレーション)を介してFF金利誘導することになる。
 
FF金利は銀行間の取引が成立しますし、時々刻々変化するか、通常は景気が減速して資金需要が少ないときは、資金量が豊富なため、金利水準が低下し、景気が上昇し、資金需要が多くなると、資金が足りなくなって金利水準が上昇する傾向がある。

通貨供給量Money supply

経済学では通貨供給量(Money supply)または通貨残高(Money stock)と呼ばれ、特定の時期に経済で利用できる通貨資産の総量を指します。この通貨供給量(Money supply)における通貨を定義する方法は、それぞれの国で異なりますが(例えば香港はM1、M2、M3)、標準となる測定基準には、流通している通貨と預金を含みます。