経済のパフォーマンスの究極の測定方法は、その国の国内総生産(GDP;Gross domestic product)を測定することです。

GDPでは最終財の価値のみを合計

国家が一定の期間中に生産した最終的な商品とサービス(Final goods and services produced)の市場価値(Market value)がGDPにあたります。例えば、牛丼は最終財、牛肉は中間財であるが、GDPでは、最終財の価値のみを合計します。もちろん、中間財の価値を合計することによって、GDPを計算することもできます。
その中で経済成長率という言葉をよく経済学者やマスメディアから耳にすると思いますが、意味はある国家の国内総生産(Gross Domestic Product; GDP)の増加パーセント率(GDP Growth Rate)昨年比を指しています。

経済成長率の計算方法GDP Growth Rate Calculating

経済成長率(GDP Growth Rate)は単純に
経済成長率(%)= (今年のGDP – 去年のGDP) ÷ 去年のGDP × 100
によって求められます。
本題にもどり、経済成長率(GDP Growth Rate)とは、一国の経済がどの程度成長しているのかをみるもので、一般的にGDPの増加率で表します。 経済活動全体を通じて、一定期間内、一般的には1年に生み出された経済的な付加価値を示すものであり、景気がよいか悪いかを判断する基準の一つとされます。 

GDPの計算方法How to Calculate GDP

成長率ではなく、GDPそもものを計算するのに、生産(Production method)、所得(Income method)と支出(Expenditure method)の3つの方法が存在しています。
現在、支出方法(Expenditure method)が最も常用され、特定の年、特定の国で生産される最終財とサービスのすべては、家計(Household)、企業(Business)、政府(Government)と海外貿易(Foreign)のそれぞれのセクター(Sectors)で必ず消費されてしまうことを前提としています。これらの4つのセクターが4つの支出(Expenditure)の形を通じて、最終的な財やサービスを利用し、その類型としては、家計消費(Consumption by households)、企業投資支出(Investment spending by firms)、政府支出(Government purchases)と純輸出(Net exports)とがあたります。ここで純輸出(Net export)とは、輸出から輸入を差し引いたものをいいます。 純輸出に海外からの純所得受取を加えたものを海外経常余剰(経常海外余剰)または外需ともいいます。

国内総生産の計算方法GDP Calculating

GDPを計算するには、生産面、支出面、分配面からの三つのアプローチがあり、どのように計算しても同じ結果になります。
支出の側面(Expenditure)から計算すると
GDP = 個人消費(Private Consumption) + 総投資(Gross Investment) + 政府支出(Government Spending) + 輸出(Exports) − 輸入(Imports)

名目GDPと実質GDPNominal and Real GDP

名目GDP(Nominal GDP)=Σ現在価格で評価された財とサービスの価値。
実質GDP(Real GDP)=Σ固定された価格体系で評価された財とサービスの価値。

GDPの構成要素

消費Consumption (C)、投資Investment (I)、政府支出Government Purchases (G)、純輸出Net Exports (Nx)
Nx=輸出Exports (Ex)– 輸入Imports (IM)
GDP: Y=C+I+G+Nx

国内総生産まとめGross Domestic Product; GDP

国内総生産(Gross Domestic Product; GDP)とは、一定期間内に国内の経済活動によって生み出されてた財・サービスなどの生産・付加価値の総額のことであり、一国の経済規模を表しています。 この一国の生産の側面(Production)を見るのがGDPであります。

そこで、一国の経済は、生産の側面(Production)、分配の側面(Distribution)、支出の側面(Expenditure)から捉えることができますが、これらの3つの数値は常に等しくなることから、三面等価の原則(Principle of Equivalent of Three Aspects)と呼ばれています。

次に、分配面は、国内で新たに生産された財やサービスの付加価値額の合計である国内総所得(Gross Domestic Income; GDI)で、支出面は、国内所得で財やサービスを購入するために支出された合計金額にあたる国内総支出(Gross Domestic Expenditure; GDE)によってそれぞれ表されます。

ちょっと一息 – 国別一人当たりの実質GDP

実質GDP(Real GDP)を国民数で割ったのが一人当たりの実質GDPとなります。アジアでは香港やシンガポールが日本を追い抜いて久しいですが、日本の一人当たり実質GDPを1990年国際ドル水準をもとに、中国がいつ追いつかれるかを試算すると、おおよ2030年代前半には中国の一人当たりの実質GDP追いつくことになります。これは、前提として二音は1%成長、中国が8成長すると仮定しています。