個人や企業は一時的に資金が足りない場合、余剰資金があるところからで借り入れることができます。しかし、銀行•証券会社•保険会社などの金融会社でも、一時的に資金が不足することや、資金が残ってしまうことが発生してしまいます。短くて1日、長くて1年以内の満期にお金を貸借する市場が形成されますが、これを短期金融市場と呼びます。債券や株式のように長期資金を調達する資本市場(Capital market)と比較する意味でマネー・マーケット(Money market)と呼ぶこともあります。

様々な短期金融市場が存在しますが、最も代表的なものにコール市場(Call money market)です。コール市場とは、辞書では金融会社が資金調節のために、90日以内の満期でお金を貸借する市場を意味しますが、現実的には普通、1日の満期で資金を貸借する超短期の資金市場です。

金融会社は毎日、資金情況は点検し資金不足が予想されると、余裕資金をもった金融会社からあくる日に借り入れることを約束し必要な量の資金を借り受けます。担保なしで借りるのが普通であり、「呼べばすぐに答える」というふうに取引することから、コール(Call)と呼ばれています。

銀行預金と譲渡性短期債券類

短期金融市場商品(Money Market Instruments)には、満期が一年未満の高い流通性のある債務証券(Highly liquid debt securities)が含まれます。ここでは、短期金融市場商品(Money market instruments;貨幣市場工具)を大きく2種類に分け、1つは銀行預金(Bank Deposits)、2つ目は譲渡性短期債券類(Negotiable Short-term Debt Instrument)とします。