普通株式は企業における一種の所有持分を表しています。これはおそらく、金融商品の中で最も知られているタイプです。株主または株式所有者あは会社の残余請求権者であり、つまり、会社の精算時に債権者と優先株主が優先的に償還を受けるのに対し、普通株主はその残りとなる。株券を投資家に譲り、上場会社の長期成長に参加(シェア)します。会社が精算時には、他のすべての請求者が満たされた後にのみ残っている部分を受ける権利を有するのが普通株主です。

ちょっと骨休め-株式投資 銘柄選びのコツ

株式取引を始めたばかりの投資家にとって、いかに銘柄を選択するのかは非常に頭の痛い問題です。何千何万という銘柄を目の前にして、その中から投資価値のある銘柄を選び出すことは決して容易ではありません。プロの投資家であれば、当然のごとく株価に影響を与える全ての要因に対して分析を行います。例えば経済情勢や、市場リスク、業界の展望、資金の動き、細かくは企業の経営状況や経営陣の構成に至るまで分析の対象となります。もし投資家自身が専門の金融知識を備えていない場合、銘柄ごとに全面的な分析を行うことは難しく、たとえプロの投資家であっても、数多くの銘柄を分析する際には多くの時間と労力を消耗します。

こういった分析の手間をどうにかして簡略化できないでしょうか?非常に役立つ銘柄選びのコツとして、ファンドの銘柄選択を参考にする方法が挙げられます。株式を取り扱うファンド(投資信託など)ではプロのファンドマネージャーもしくは複数名から成るプロのチームが運用を行っています。彼らは株式市場をより深く研究し、ファンドで購入した全ての銘柄を全面的に分析していますから、ファンドがどの銘柄を購入しているのかを知る事で、銘柄分析の手間を大きく省くことが可能となります。この点で、ファンド概要書が役立ってきます。ファンド概要書ではファンドの基本情報が総括されており、中には保有量トップ10の銘柄が記載されているはずです。これらがまさにファンド・マネージャーが有望視している銘柄ですから、こういった情報を参考にすることで、より手軽な銘柄選びが可能となります。

2013年7月2日~2013年10月29日 増減%
1 チャイナオイルフィールドサービス(中海油服) 57.43%
2 CNOOC (中国海洋石油) 18.27%
3 チャイナ・メンニウ・デイリー(中国蒙牛乳業) 17.24%
4 チャイナ・テレコム(中国電信) 6.91%
5 ENNエネルギー(新奥能源) 2.24%
6 マインドレイ・メディカル(瑞) 1.53%
7 チャイナ・コンストラクション・バンク(中国建設銀行) -0.70%
8 チャイナマーチャンツバンク(招商銀行) -4.66%
9 チャイナ・コムサービス(中国通信服務) -6.01%
10 チャイナ・バンカ(万科) -10.43%
平均 8.18%

具体例を挙げてみましょう。もし中国企業銘柄へ投資を検討する場合、まず中国市場に投資しているファンドをピックアップする必要があります。有名どころではファーストステート・チャイナグロース・ファンド (首域中国増長基金/First State China Growth Fund)があります。ファンド概要書はオフィシャルサイトからダウンロードして閲覧できます。今年6月30日に公開されたファンド概要書によると、このファンドはENNエネルギー(新奥能源)、チャイナオイルフィールドサービス(中海油服)、マインドレイ・メディカル(迈瑞)などの銘柄を保有しています。これらの10銘柄を今年7月2日から10月29日まで保有していた場合、6銘柄が上昇し、4銘柄が下落しています。チャイナオイルフィールドサービスが最も成長し57.43%増に、最も下落したマインドレイ・メディカルでも10.43%減に止まりました。この10銘柄を合わせると4カ月平均8.18%増となっており、とても良い運用成績となっています。

当然、この方法もパーフェクトとは言えません。まず、同一の市場に投資しているファンドは数多く存在しており、必ずしも皆同じ運用成績になるとは限りません。ですから、そもそも運用成績の悪いファンドをピックアップしてしまった場合、もう良い銘柄を選択できなくなってしまいます。このため参考にする際には、大型ファンド会社の成績上位のファンドからピックアップすることをお勧めします。そして次に、ファンドが銘柄選択をする際にはリスク分散のためや、短期保有のため等、多くの目的があります。しかし投資家が自分で銘柄を選ぶ際には、自己判断が必要となり、かつファンドの戦略変更に応じて自身のポートフォリオも調整しなければなりません。そして最後に、何かのファンドを参考にして銘柄選びの分析を簡略化したとしても、先々の苦労がすべて無くなったわけではなく、その後も株価動向や市場変化の追跡を続ける必要があります。平日の仕事に忙しい投資家の場合、リスクの高い株式市場へのエントリーは慎重な見極めが必要となります。より良い選択肢としては、直接ファンドへ投資するか、プロの資産管理会社によるポートフォリオ運用の活用をお勧めしております。